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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

本・読書

誰も死なないのに怖い!アガサ・クリスティを読んだよ

春にして君を離れ (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,中村 妙子 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー アガサ・クリスティーはむかーし代表作「そして誰もいなくなった」を読んだきりですが(ドラマ…

「生きていれば人は滅びない」という、そらそーだ!な希望

「熱源」川越宗一 文藝春秋 【第162回 直木賞受賞作】熱源 作者:宗一, 川越 発売日: 2019/08/28 メディア: 単行本 日本語では樺太、ロシア語ではサハリン。 物語の背景をざっと書いてしまうと、明治時代、日本政府により、主人公の少年ヤヨマネクフや友達シ…

サバイバル力ないですけど、何か?

自殺島 白泉社 自殺島 1 (ジェッツコミックス) 作者:森恒二 発売日: 2013/06/10 メディア: Kindle版 アラサーの友人にオススメされて、読みました。 彼女は読んで「自分の今がどれだけ恵まれてるか」って感じたそうな。 もし、今の文明や便利な暮らしがなく…

官僚の闇と会社の闇はまあまあ似てる「私は真実が知りたい   夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?」

私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ? (文春e-book) 作者:赤木 雅子,相澤 冬樹 発売日: 2020/07/15 メディア: Kindle版 「私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?」 赤木雅子 相澤冬樹 2020 文藝春秋 最近、「忖度」…

『MAPS』でいつでもわくわく世界旅行

マップス 愛蔵版 新・世界図絵 (児童書) 作者:アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ 発売日: 2019/09/13 メディア: 大型本 おばあちゃんから、子供の誕生日にプレゼントしてもらった『MAPS』。でかい! 大きな本を広げたら、見開き一面…

「暗幕のゲルニカ」ピカソのゲルニカ、今いずこに。

暗幕のゲルニカ 原田マハ 2018 新潮文庫 うちに小さなゲルニカの磁石があります。我が家の冷蔵庫に張られています。 誰にもらったのか忘れましたが、どこかのお土産だったと思います。 ピカソの「ゲルニカ」が戦争を描いていることは、ゲルニカの磁石を誰か…

ドイツの児童文学作家が100年前に描いてる「少年ジャンプ」あります

新訳 飛ぶ教室 (角川つばさ文庫) 作者:エーリヒ・ケストナー 発売日: 2012/09/15 メディア: 新書 「飛ぶ教室」エーリヒ ケストナー 那須田淳 木本栄 訳 角川つばさ文庫 高校生か大学生くらいだったと思います。 私が「飛ぶ教室」を読んだのは。 児童文学って…

「乳と卵」じわるなぁ…泥臭い女子讃歌

川上未映子 2010 文春文庫 大阪の女性が醸し出す泥臭さが、自分の根っこの感性に引っかかってリンクする時があります。「乳と卵」がまさにそれでした。 あ、川上未映子さんって、コメディなんだね。 なーんて思うくらいにじわっとユーモアが光る短編です。 3…

うちの子が"勉強ができない"のは何故なのか?

「ケーキの切れない非行少年たち」谷口幸治 2019 新潮社 うちの中学生の子供は、いわゆる"勉強ができない子"に属しております。通知表はオール2をたたき出し、5教科500満点中、だいたいいつも、200点に届きません。勉強を嫌いだと公言してはばからず、宿題を…

村上春樹のエッセイに親近感爆上がり(=´∀`)人(´∀`=)

「猫を捨てる」村上春樹 2020文藝春秋 本はいつも、文庫化されてから買うので、ハードカバーは、安売りか古本でしか買いませんが(多崎つくるはハードカバーがAmazonでセールだった)、 「猫を捨てる」はなぜか、新品をハードカバーで買いました。表紙のイラス…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」“村上春樹を読む"ということ。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」村上春樹 2013 文藝春秋 悲しいとき、自分の気持ちをどのように扱えばいいか分からない。そんなときは村上春樹はいかが? ああそうか。村上春樹は、悲しみを書いているんだと、初めて深く理解できた気がしまし…

「聖なるズー」対等性と愛とセクシャリティ

「聖なるズー」濱野ちひろ 2019 集英社 いやあ面白かった! ドイツの動物性愛者の団体に密着取材したノンフィクション。 好きなブロガーさんがおすすめしていたんですが、読む前は、ドキドキしてました。正直、え!動物と?それってスーパーバタードック…と…

「楽園のカンヴァス」アート畑出身原田マハさんの真骨頂

「楽園のカンヴァス」原田マハ 新潮文庫 2014 原田マハさんは何冊か読んでいますが、これがいちばん面白かったです。 「風のマジム」「本日はお日柄もよく」と、あと「カフーを待ちわびて」は映画を見た気がする(うろ覚え)。 美術館に勤めていた原田マハさん…

「天上の葦」(てんじょうのあし) 相棒の脚本家による重厚ミステリ

「天上の葦」(てんじょうのあし) 太田愛 角川文庫 2013 相棒の脚本家が描く骨太ミステリ。 デビュー作の「犯罪者」、次の「幻夏」ときて、3人主役シリーズの3作目、一番最新作です。 私がいちばん好きなのは「天上の葦」ですが、どれも良かったー! 太田愛 …

「ルポ 虐待」「児童虐待を考える」考察②母性は、ぜんぜん絶対じゃない

ルポ 虐待 2013 児童虐待から考える 2017 2冊の本の中で、杉山春さんは、ネグレクトのような病理的な虐待行為を生み出してしまう原因の一つとして、社会規範に関して言及しています。 それは「母親が子供を育てるべき」という社会規範です。 杉山春さんは取…

「ルポ虐待」「児童虐待を考える」考察①子育ては、がめつくありたい

「ルポ 虐待 ー大阪二児置き去り死事件」 2013 ちくま新書 「児童虐待から考える 社会は家族に何をしいてきたか」 2017 朝日新書 「この虐待事件は、残忍な親のもとで行われた子殺しなのか?」 「ルポ虐待」は、杉山春さんの、そんな疑問から始まります。 20…

「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」 多様社会をどうやってしなやかに生きるか。

「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」ブレイディみかこ ✳︎おすすめ度高く、最近の読書リスト - tsubatarouのブログから独立させました。 イギリスで子育てするお母さんのエッセイ! 日本じゃ絶対味わわない多様性がもたらすさまざまな出来事に日本人…

「運転者」悩むサラリーマンに!ほんわりネタバレ

運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川泰 小説仕立ての自己啓発本。 文章がわかりやすくて読みやすかったです。 「報われない努力なんてない」という帯には全く惹かれませんでしたが、Amazonのレコメンドで出てきたから買うという、Amazon商法のお得意様…

「流浪の月」 また本屋大賞受賞(笑)うっすらどころかまるっとネタバレあり

「流浪の月」 凪良ゆう 題材にはされていますが、ロリコン、小児性愛者の話ではありません。 帯に「せっかくの善意を、わたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない」と書かれていますが、ここの善意というのは、無償の善意や同じ地平に…

最近の読書「アーモンド」 2020年本屋大賞1位 うっすらネタバレあり

「アーモンド」 ソンウォンピョン アーモンドに似た形の脳の部位を扁桃体というそうで、そこが人より小さいと喜怒哀楽などの感情を持ちにくい、そんな障害があるそう。 この扁桃体が小さいっぽい主人公の少年(高校生ぽいが韓国は数え年を利用するのが一般的…

最近の読書リスト

☆「羊と鋼の森」宮下奈都 読み出して50ページくらいまで、あれなんか退屈?とすら感じたのに、あれよあれよと、何この心の揺らぎはなエモーション。 素晴らしい作品でした。 うちに母から代々使ってきたヤマハのアップライトピアノが鎮座してますが、今や誰…

分からず屋を愛せる本

ライティングを人に教える。 仕事でのことです。 で、なんか参考になる本を探して見つけた山田ズーニーさんの著作。 自分のライティングの勉強になることはもちろん、 教える側の視点で理解できるのが、助かりました。 でも、それより何より。 人に対して、…

働く女子と罪悪感

元アエラ編集長は、やっぱスゴいっす。 まず、女子が働く上での小さな出来事にたくさん共感できました。 特に、よくぞ言葉として発信してくれた!というのが、 タバコ部屋。 これほんま、うちの会社もそうで、ザ男の世界です。 で、このタバコ部屋で繋がって…

日本は世界とどう向き合うか…コトバにはチカラがある。

今回の安保法案の参院可決、ニュースアプリでいろいろ見てたら、メディアによる論調の違いがすごく顕著で、なんかおかしかった。 あー、そっか、視点変えたら、そう来るか、みたいなのがいっぱいあって、 産経と朝日、東京新聞とかだけじゃなくて。 ただ、ア…

上司が腹立つ〜〜!ときの気持ち対処方法

誰かからの理不尽、特に上司や上の立場の人が、腹立つ〜!て思うのは、自分が正しくて相手が間違っていると考えているからかもしれない。相手に理想を求めすぎなのかもしれない。そもそも、本当のそのヒトのことをどれだけ知ってるだろう。ただ単に今まで平…

アドラー心理学がすごい1

アドラー心理学 「嫌われる勇気」という本を読みましたが、この本はタイトルは一見、自己啓発本に見紛いますが、実はアドラー心理学を解説している、入門書的読み物です。 読んだ感想を結論からいうと、感銘を受けました。 アドラー心理学は、世間的にもあま…