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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

新感染半島_女・子供・じいさんがヒーローです

 

2021 韓国

 

プライム無料。

ネタバレあり!

 

なぜこれを見たかというと、わが子に「新感染 ファイナルエクスプレス」をおススメされて。

 

これもね、良かったですよ。

どちらもゾンビものですが、根っからの「ウォーキングデッド」好きとしては、続々と出る「後につづけ」的な作品には期待は高くはないわけです。で、実際に「新感染」みてどうだったかというと、ゾンビのクオリティは本家には及ばずだとしても、思ったよりも面白かったので、続編?でもないけど、同シリーズの「新感染半島 ファイナルステージ」も観た次第です。

 

※余談:ゾンビ作品の本家って、本来は「ウォーキングデッド」ではなくて、始祖としては「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)だと言われており、だとしたら60年近く続くジャンルだし、それをいうなら「バイオ・ハザード」とかヒット作品もいろいろあるわけで、でもとりたてて「ゾンビものとはなにか」ということにこだわりたいわけでもないので、そっとしときますね。(個人的にはバタリアンが印象深い)

 

韓国版ゾンビもの、何がよいかって韓国の俳優さんのね、悪役俳優さんふくめ表情がとても豊かなところです。表情だけで語る派。

すばらしいです。

 

で、「新感染」もよかったけど、「新感染半島」を特筆したかったのは、主人公ともいうべき重要ポジションが女・子ども・じいさんだったからです。

いや主人公は哀愁漂うイケメン?のカンドンウォンなんですけど、ドンよりも存在感を放つのが女・子ども・じいさんだという。

 

ざっくりあらすじは、爆発的な感染によるゾンビ化が起こった「新感染 ファイナルエクスプレス」から4年後の韓国は、政府も含めなにもかもが崩壊していて、近隣諸国から隔離された世界になってしまったんですね。

で、香港に逃げていた元軍人のジョンソク(ドンウォン)だったんですが、借金返済かなんかでギャングの手先として崩壊した韓国にお宝を探しに送り込まれます。

で、そこにはまだゾンビになっていない人間もいて「北斗の拳」ばりの荒廃した世界で生き延びているんですね。

 

で、このジョンソクの危機を助けたのがチョルミンとジュニの姉妹。

なんだこのスーパー少女たちは!

お母さんのミンジョンと、自分を軍人だと思っているおじいちゃん(実は他人?)と一緒にジョンソクたちとお宝持って脱出劇を繰り広げるんです。

で、このおかんと娘がダブルでびゅんびゅんしまくるカーチェイスが、とにかくめちゃくちゃカッコいいのです。

 

「そうくるか!」ていうスパイスもハリウッドを超えてるかもしれないと思うくらいにアイデアが生きていて、でもとにかく、このかっこよすぎなカーチェイスをするのがドンウォンではなく、お母さんと娘っていうね。

 

そもそもカーアクション、ぜんぜん好きじゃないんですが、なんでかすごく面白く観れて。

アチェンジしてアクセル踏んで、ドリフト(横にずさーっとすべるやつ)やってるのがおかん&子どもというのもあるし(かっこよすぎー!!)、そのドリフトで、ぎったんばったんゾンビがなぎ倒されっていうのもあるし、スピード感あふれる演出ですね。

 

女・子どもは守るものという固定観念がちっともなくて。

まあこのあたりって制作者の意図的なものでしょうし、イマドキもうそういう古臭いのが通用しないのは周知の事実ですし、ジョンスクが自分を犠牲にして親子を助けるのではなく、ちゃんと自分が助かってるのも、アンチ・前時代アクションSF映画なのでしょうか。そして迎えに来る国連の「ジェーン」も女性。

 

とにかくそういう世界の動向をしっかり取り入れて、さっさと作品化しているんだなと。(主人公が男性なこともあえてな気がしています)

 

あと最初にあげましたが、表情の演技ですね。

これまで韓国のドラマ・映画を全然見てきていないので、遅ればせながら「あ、だから冬のソナタはヒットしたんだな」と気づいたといいますか。

 

なんか見入ってしまうというか。

確かにはまるかもなあと(*‘∀‘)

 

韓国ドラマは廃人化しそうなので、まだ迷い中ですが、映画はぼちぼち観ていこうかと思う今日この頃です。