岡本太郎著「自分の中に毒を持て」を読んで、「太陽の塔に行かねば」と感じたので、行ってきましたよ。
なんと今は!
ほぼいつでも太陽の塔の中に、入れるのですよ。20年くらい前は、期間限定で公開されていて中に入る機会がごくごく限られていたのに。それで諦めたのに。
なんてありがたい2024年の万博でしょう。
いろいろありがとう。万博記念公園。
一階からしか写真撮影できないので、吹き抜けを見上げるアングルしか撮れなかったですが。(500円払ってスマホケース借りたら何階からでも撮れる)
下から上の階に向かって大木の枝分かれに従いながら生命の歴史を辿っていきます。
何年か前にメンテナンスと新しい空間のビジュアル作りもしたそうで、面白いフシギ空間に。
太陽の塔の内部見学は、人数制限がある時間枠ごとのネット予約制ですので、混み混みでよく見えなーいなんてことはなく、しっかり見れますよ。
太郎さん、よくもまあ50年以上も前に面白いこと考えたねえ。70年代に描かれた建築の流行りなのか分かりませんが、子どもの頃の私の原風景的な感覚として、70年代って未来を思い描く独特の近未来像があって、それって関西では割と多い安藤忠雄氏にみるようなモダニズム建築とかだったのかなあと、今になってうすらぼんやり思うんですが、太郎さんがどう見ていたかは知りませんが、やっぱり私には70年代の「近未来」を太陽の塔にも感じるんです。
太郎さんは生命の躍動を描く、モダニズム建築は合理性を追求する。一見相容れない感じだけど、「この時代のもの」にはなんとなく似た匂いがあって、それがなんなんだろうと考えています。
未来を信じていること?
いや建築もアートも全く造詣のないど素人の妄想に過ぎませんのですが。
それにしても、ちょうど桜舞い散る季節で、えらい数の人々が花見やらなんやらで賑わっていました。
万博公園ってこんな賑わうんだわぁと驚いたけれども、子どものころから万博公園はガラーンとしてるイメージだったんで、ごめんなさい。
でもそのガラーンとだだっ広い感じが好きだし、草花も好きだし、ミンパクも好きだし、全部好き(*´∀`*)
そういえば、吹田市の万博記念公園ではなく、2025年の万博はどうなってるんでしょう。1970年と違って、経済が上手くいっていないときだからか、巨額の費用をかけることばかり注目されて中身の話が全然伝わってこないですが、70年のときのように並んでも見たいと思えるような、見るべきモノはあるんでしょうか。
未来を信じることができるんでしょうか。
費用が巨額になること自体が反エコロジーや反時代的にダメダメにも思うし…
税金だよねえ。福祉とか保障とかに使うお金は減らしてNISAとか投資とかおすすめしながら、そんなお金がありますのん?とか思っちゃう…
時期が近づいたらもっと、おお!という情報でてくるのかしら。
なんか遠い国の話みたい…