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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

さっそくの私の失敗_離婚を口走る(Joe式してたのに。。。)ネガティブな自己分析シリーズ

ブログに新しく「自己分析」というカテゴリを作りました。
この「自己分析」は私が自分のことを「書くこと」で分析し、混乱した泥沼の状態から脱却を図るため"だけ"のシリーズです。
自分の日常や思いで右往左往するカテゴリなので基本、だらだらとネガティブです。
人のネガティブ発信に興味がない方は絶対に読まないでください。
朝からなんだよ~って恨まれたくないし~。

今回は、話せば長くなりますが、カンタンに言うと、モラハラ夫との仁義なき闘いの失敗談です。


1ヶ月ほど前、長期テレワークと運動不足の弊害からか、急激に腰痛がひどくなり、かなりつらかったです。
しかしちょうどそのころ、私の所業に腹を立てて(GWに私が義実家に一緒に行かなかったというのが発端)
自分分担の家事(洗濯干しなど)の一切を放棄する、無視はしないものの必要最低限しか口を利かなくなった夫。
夫の「気に入らないと家事放棄」「部屋に閉じこもり」は毎度のことなのですが、
今回は私が腰痛がひどいのと、そのストレスとで、10日ほど実家に帰ったんです。

で戻ったら、なんとまあ「あんたがいなかったら楽しかったのに、なんでもどってきた」「家族全員があんたに嫌気がさしている」
「すでにこの家族はあんたのせいで崩壊している」「性格を変えろ」的なLINEがびしばし。
私がいない間は家事をちゃんとしてたようで、鬼の首をとったように、「家族の面倒を放棄した嫁がいかに非道か」をこれでもかと罵詈雑言。

しかも。高校生の娘を抱き込んでグルになってました。
娘までが夫と同じように部屋に閉じこもって
ご飯を作っても食べたり食べなかったり。
もちろん返事はしないし、ずっとすねた態度。
そして何をいっても返ってくる言葉がびっくりするほどに夫と同じ。

何かとてつもなく悪いことをした罪悪感と、この娘の態度がショックで、かなり落ち込んでしまいました。

夫の罵詈雑言は、要望や不満、意見を出さずにいたら本来あまり言ってこないのですが、
私が「(気に入らない時期も)ちゃんと家事をしてほしい」「家事分担の話し合いをしたい」と言ったんですね。

それがそもそもの私の間違いでした。

そして、腰痛や上野千鶴子的知恵熱をきっかけに「いや、家事の不平等おかしいだろよ」という思いがふくれあがり、
ハラスメント暴言に「やっぱ離婚だろ」という思いが強まり、またしても大失敗の行動をとったのです。
つまり「離婚について話し合いたい」と夫に言ってしまいました。


実は少し前に、Joeさんの書籍を読んだんです。

「あなたを傷つけるあの人からの攻撃がなくなる本」
この本がすごく目からうろこ!で、
すぐに、Joeさんのブログを徹夜で読み漁りました。
Joeさんは本名を明かしてない謎なブロガーなのですが、まあカウンセラーというのでしょうか。

モラハラ両親に育てられながらも、どちらもの立場を細かに観察・分析することで、お母さんをモラハラ夫(お父さん)から救った経験があるJoeさん。
モラハラを受けている女性を対象としたブログを書いたりセミナーやカウンセリングを行なっている方のようです。(よく分からんけどたぶん中年男性)

そんなJoeさんが書籍やブログで書いていることは一貫して、“モラハラ夫を持つ妻がモラハラ夫に対処するための戦略と手段”ですね。
これがめちゃめちゃ具体的で分かりやすいです!
世の妻たち!絶対これした方がいいよ!と思いました。

Joeさん式メソッドのポイントは
・悪人になる
・無関心
・反応を減らす
・言葉を減らす
・接点を減らす
・冷たい威圧感
・継続する
・こっそり行動する

これの具体的な態度や言葉、間合い(タイミング)などを克明に説明してくれています。

で、これね。
私やってました。これまでも。
ただし「戦略」ではなくて、「疲れ果てた諦観」から。
基本的には本気で夫に興味をなくしていたし。
こういう妻は結構多いのかもしれないですが、
要はもう「亭主元気で留守がいい」的な、「敵対はせずにやんわり距離をとる」という態度を日常から取ってきていました。
夫婦としての長い時間のなかで学んでいたんですよね。

じゃあ、ずっとある意味「いい距離感」でモラハラ夫と上手くやってたのに、
ここにきて、私がいろんな失敗をしでかし、ブーメラン的に自分に返ってきちゃったのはなんでか?
何が私を失敗方向に運んだのか。
Joeさんがあんなに「本気の覚悟がないうちは離婚は決して言わないこと」と書いていたにも関わらず。


ひとつには、これまでになかった老いというか肉体的苦痛=ぎっくり腰になって、しかもそれがなかなか治らなくて、ずっと原因が分からず(椎間板ヘルニアだった)、心底不安になったこと。そしてただただ家事が辛かった(ただし手術不要で良かった!)

もうひとつには、私が「義実家に行かない」宣言をしたこと。この宣言、実は夫とケンカ覚悟の上だったんですが、ケンカにはならなかったけど
その代わりに夫が自分の役割(洗濯干し)を放棄しだしたことで「夫を傷つけたのかも」と罪悪感を感じてしまいました。
※そもそも私が義実家に行かない理由は、今年のお正月に夫から「義実家にいた1日半、ずっと無視された」からなんですけどね。去年も何かで機嫌を損ねて「お前は来るな」と言われ、正月を一人で過ごしました。まあそれは快適ではありましたが

あとこれは核心は持っていないけど、もうすぐ50なので「更年期障害」の「うつ」「不安」みたいなのもあるかもかも。

要は…めちゃくちゃ「弱気」になったわけです。相手の攻撃に無防備に身をさらしてしまって、そしてなんの意地からか「離婚に向けて動きたい」とまで言ってしまった。


ポイントは何かって私の「弱気」や「罪悪感」なんですよね。
Joeさんいわくモラハラ夫は罪悪感を決してもたないそう。そしてモラハラ被害者の「罪悪感」に付け込むんだそうです。

だからこそJoeさんは「モラハラ被害者は、悪者になれ」と幾度となく繰り返しています。
要は自分のしたことに罪悪感を感じたり、夫も根は悪い人じゃないとか言っているような「良い人」じゃ、モラハラ生活は乗り越えられませんよと。

しかもモラ夫は、ターゲットに罪悪感を抱かせる技に長けているそう。
自分が逆に被害者になってみたり、子供を口実にしたり。
そしてその罪悪感って「嫁として」「母として」という固定観念もやっぱりあると思うんです。
固定観念が強い人ほど、罪悪感を持って、そして弱気になって、失敗する。
これがモラハラ夫の被害者の悪循環なのではないか、私の今なのではないかと。

私の中に嫁として、母として、どう思われるだろうという強い「あるべき」固定観念や体裁を気にする部分が無自覚にあって、それが自分を罪悪感という形で縛っているわけです。

※ちなみにJoeさん曰く、世間的にはきちんと理解されていないことも多いけれど、「モラハラ」は、暴力やDVのことではなくて、相手を目に見えない圧力で支配することだそう。
おおー!(私的解釈の)上野千鶴子的女性問題の根底にある「支配関係」とつながるではないか!という発見もありました。


それとJoeさんのブログ読み漁って分かったことがもうひとつあって、それは「自分のもろさを直視することの難しさ」です。

もうね、どう考えてもモラハラ夫には勝てないわけですよ。
良い人は。
その「良い人」ってのは、言葉を変えると「自己肯定感の低さ」「自信のなさ」があって、それを「他人のために」で埋めようとする人です。
こういう人ってモラハラ夫がすぐに共依存という形でつけこめるから、モラ夫の人生戦略に最適な存在だそう。
めちゃめちゃ当たってます私。ほんとその通り。

私自身、なんとなくここ数年、無自覚にはJoe式対処法をやっていたので、暴言をはかれることも減り、自分はもうそこまで「もろく」ない、共依存は脱したと過信したのかもしれないです。
いやむしろ、自分には稼ぎがあるし強くなった!くらいに思っていました。

上野千鶴子さんは「経済力がある人」はどんな環境においても、今の社会ではだいたい支配権を獲りやすいと言います。
「支配」の構造が徹底されている家庭ならば、いわんやです。
でも逆に自分になまじの稼ぎがあることで、「モラハラ夫のいる家庭であること自体はなんら変わっていない」事実を甘く見積もってしまったのは否めません。

あとやっぱりね、子供がモラハラ夫側についてしまっているのがショックだったんですよね。
これは大きい。ほんとにショック。
もはや価値観とそれに基づいた行動がパパと同じなんですよ。
「自分が快適に生きていくために、相手を陥れてよし(苦しめる・虐げる)」という支配者のロジック。
気に食わないと、いろんなことを放棄し閉じこもるという行動パターン。
でも娘はそんなことにはもちろん、無自覚。
そらそうだ。だって、そういう家庭で小さいころから育ってんだから。
それが「普通」になっちゃってんだから。

Joeさんが何度も指摘しています。
モラハラ家庭で育った子は同じモラハラになるか被害者になる」
「子供には、モラハラの支配の構造が複雑で理解できないから、反発して言い返すお母さんが悪いと受け取ったり、自分が生きるためにモラハラ夫(力関係の強いパパ)に日和る」
見事にそれやがな!

一方で私はどんどん悪い方に自分から雪だるま的に転がっとるがな。
一歩すすんで100歩下がっとるがな。

ということで、結局なんだったのかというと
身体の不調から家事分担の平等を勝ち取るために頑張ったつもりだったけど、土壇場でやっぱり「モラハラ夫に負けた」…
これがまごうことなき今の私です。

Joeさんはモラ夫に「勝とうとしないことが大事」といいます。
なぜなら勝てないからです。
だから、モラ夫に勝たずに平和をもぎとることが大事だといいます。

でもでも、そこでも私は考えてしまうのです。
「だったら結局、家事を全部やるのは、私じゃね?」

家事でいうと、夫とは話し合いは一切していませんが洗濯干しは再び夫がするようになりました。
でも、気分でやらなくなる人なので、あてにはできません。「良かった~」とか決して思っちゃだめ。
もちろん飯炊きや掃除というメジャーな家事はもちろん私が主体だし、食器片づけ、ゴミ集め、牛乳パックのカット、台所のシンクやコンロの汚れ取りなど細かな「名前のない家事」の9割9分は彼の中では今も存在しないことになっています。

※さらにそこに子供たちの行事や通院、PTA活動なんかも「たいしたことでない」認識


正論や闘志や離婚や泣き落としで、「フェアな家事分担」はもう不可能なんでしょうね。
それを私が変に上野千鶴子的知恵熱な発症もあって「モラ夫と闘ったる!」と好戦的になってしまったわけで。
弱気なくせに。
そして、子供たちを巻き込んでしまった。

あ、この「私のせいで子供たちを巻き込んだ」という発想もなんだか被害者チック。
どうしようもないことがあるんだよ、世の中には。。。ということを伝えるしかない。
それと、モラハラ家庭の支配の構造に少しずつ、なんとなく、気づいていってもらうしかない。
あとは開き直って日常を楽しむしかない。

そして、「私の洗濯ものだけ、しわしわやん」とかのしょうもない幼稚くさいいやがらせも
「悪い人」として、やられた分だけ同じことをやりかえしていきたいとは思っています。
ただしバレてはいけない。(大事なシャツとかは自分で洗濯しよ)

正直、家事うんぬんよりも夫のことを考えるのに疲れてきました。
これもモラ夫の狡猾な作戦なのかもしれないけど、もうそんなことどうでもいいくらいに夫のこと考えたくねー。
家事の平等よりもまずは心の平安ですね・・・。

しょせん、モラハラ夫には勝てないのであれば、
・もらえるものをもらう
・子どもとは長い目で付き合う
・自分のしたいことはさせてもらう
という部分だけは死守していくしかないです。

(もちろんモラ夫流に離婚の失言はうやむやで)