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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

ゴールデンカムイ(劇場版)_おもしろすぎて、北海道すぎて、わくわくしたわよ

<本日は、おろちんゆースタイルの文体でまいります。>

※おろちんゆーは小中学生男子に人気のそこらへんの生き物を捕まえて料理するユーチューバーでお姉口調が特徴です。最近こればかり見させられています。

 

イオンシネマに息子ちゃんと「ゴールデンカムイ」観に行ったわよ。

二人ともアニメのファンファンなのよ。

ちなみにアニメの影響で去年、北海道にも行ったわ。

 

アニメが大好き過ぎた場合、劇場版実写作品となると、原作をどう生かし、どうアレンジしてくるか?で、見応えや感動のボルテージが上がるか下がるか、気になるところだわよね。

過去に観てきた「マンガ⇒実写劇場版」もいろいろなパターンがあったけど、結論を言っちゃえば…上がりまくったわ!!千円チャーシュー!

※千円チャーシュー⇒おろちんゆーがよく叫ぶフレーズ(意味は知らない)

 

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全員もらえるノベルティ?付き(๑>◡<๑)うらに野田サトル先生の4コマ漫画もついてるわよ(*´∀`*)

 

マンガやアニメが原作の場合って、「実写」だからこそのダメさと、良さが出てくると思うんだけど、完全に「実写の良さ」が勝っていたわね。

製作スタッフが「キングダム」メンバーだと何かでみかけたから、「ちょっと!その延長線上で作ってほしくないわ!」と思っていたけど、監督、脚本、スタッフ、演者、もろもろ含め、「頼まれたからつくりましたー」ではないわね。ちゃんと「ゴールデンカムイが好き」なのが伝わったわ。

2時間の長編なのに20分くらいにしか感じられないくらいあっという間で、「もう終わったの?まだ序盤でしょ?」ってびっくり。ここ最近のストレスのせいで見当識がおかしくなったかと、ちょっと焦ったわ。

 

あらすじはこれを読んでほしいわ。↓

 

tsubatarou.hatenablog.com

※といいつつざっくりあらすじをいうと、日露戦争で生き残った不死身の杉本という青年とアイヌの少女アシリパアイヌの隠された金塊を巡って、土方歳三一派や、陸軍で名を馳せる第七師団なんかと闘いながら北海道の各地で繰り広げる冒険活劇よ。

 

では独断と偏見でいくわね。

多少のネタバレありよ。

 

ここがいいわよ劇場版ゴールデンカムイ

①北海道の雪山で、動物たちと冒険活劇

これだけ雪山シーンばかりって、ロケはかなり過酷だったはずよ。

寒いし冷たいし、雪で動きにくそうだし、天候のコンディションもあるしね。でもそれだけの価値があるすばらしい世界観だったわ。

雪深い森の中でのクマとの格闘。

脱獄囚たちの追跡。

鶴見中尉率いる第七師団の面々との戦い。

巣穴にこもるクマに襲われたり、馬に乗って駆け巡るシーンなんかがめちゃくちゃ躍動的なの。動物の見せ方がすごく上手なのは、やっぱり「キングダムチーム」だからかしら。ドキュメンタリー作品のごとく徹底した現実感、リアリティの追求に、日本の実写映画製作の底力を垣間見せてもらった気分よ。「大画面で見る」価値を十二分に感じさせてくれました。

そういえば第七師団の隊員がクマに襲われるシーンは息子が隣の席で震えてたわ。この作品は12歳以下は鑑賞に大人の指導、助言が必要なPG12よ。

 

アイヌへのリスペクト

私は原作は読んでなくてアニメ視聴だけなのだけど、野田サトル先生の徹底した取材力と、アイヌへのリスペクトを実写版でどう「寸分の誤解なく」表現できるかは、大事なところだと思うの。

そもそもこの物語の舞台は史実に基づいてはいるんだけど、中身はフィクションだし、コンプラとかポリコレとか差別だとか歴史だとか、私なんかはそういう配慮は、意見を出し合って後からもめればいいと思うわけ。

ただ、配慮以前に「ゴールデンカムイ」の素晴らしい点は、「作品が伝えたいこと」の大切なひとつとして、アイヌ文化、カルチャーへのリスペクトがあるということなのよ。だからアイヌ文化の捉え方を間違うということは、原作の表現とメッセージを勘違いしている、となってしまう。そのうえで政治家の差別発言とか、今も残るアイヌの人の生きにくさだったりとか無視できないことも起こっていて、相当なナイーブな部分でもあるんだけど、私が観た限りでは、ものすごいリスペクトを感じました。

この作品を観た人がね、アイヌ文化に魅力を感じずにはいられないでしょうよ。

フィクション、物語っていうのは他人ごとを自分ごとのように、心をゆさぶる力があるのよ。

 

③原作に忠実

ていうか、私はアニメしか知らないんだけどね。

だからアニメと比べてとなるんだけど、言わせてもらうわ。

不死身の杉本って、ロシアとの戦闘でロシア人を殺しまくって帰ってきたわけ。まあ生き残るためなんだけどね。顔も傷だらけなのよ。

その杉本を演じるのが山崎賢人さん。彼はすごいわね。観ていたら杉本に見えてくる。でもそっくりそのままというのでもなく山崎賢人風味もあって、その塩梅がすばらしかったわ。アシリパ役の山田安奈ちゃんも、アシリパの変顔をしっかり作り込んでいたし、後半のアクションシーンなんかはめちゃくちゃかっこよかったわ。

そもそも「ゴールデンカムイ」ってクセの強い変態ばかりが出てきます。どのキャラも容姿やしぐさ、話し方からしてクセが強いんだけど、見事な再現ぶりよ。パーフェクトすぎて、小憎たらしいくらいよ。でもモノマネで終わらない、役者さんの持つ味が上手く馴染んでいる。それぞれの演出って、どうやったんでしょうね?そこはもうキリがないからナゾのままにしておくわ。

 

ただ原作者と映画制作者たちがちゃんとコミュニケーションが取れてて、通じ合えてるのは感じたわね。先日の某ドラマでの悲しい事件だったり、クリエイティブには、コミュニケーションがとても大事なんだと改めて思うわ。

 

ということで、実写劇場版、素晴らしかったわ。できれば臨場感あふれる劇場で観ることをおすすめするわ。

でも私、観終わるまで知らなかったけど、劇場版の内容は、アニメ&原作マンガでいうと序盤じゃないかしら。だからまた続編が登場するのではないかと思っているわ。

心配になって調べたら、続編はwowowでドラマ放送ですって!

eiga.com

 

加入してないから見れないじゃない!

 

 

おろちんゆー参照↓


www.youtube.com