子育て 仕事 両立 ワーママ アラフォー 映画 本 読書 感想 フリーランス 起業 正社員 40代 生き方 プライムビデオ 

子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

ハニーレモンソーダめっちゃ面白かった

 

 

少女マンガはお好きですか?

私はだーい好き(๑˃̵ᴗ˂̵) だった気持ちを思い出させてくれる作品に出会いました。

 

なんてっても子供の頃は、私もマンガ家になりたい!って毎日女の子の絵を描いてたくらい少女マンガ好きでした。

 

小学生時代は夜9時以降にテレビ見ちゃだめ的に、まあまあ厳しめ?な家でしたが、なぜか小学4年から、マンガ雑誌読むのはオッケーになり、りぼん、なかよしから始まって、別マ、別コミ別フレとか少女マンガ雑誌を貪り読んでました。毎月買ってもらって。(でもなんで別冊ばっかりだったんだろう)

 

そして日がな一日女の子描いてるのが楽しかったです。まあ、結局マンガ家は諦めたんですが。頑張ってれば今頃…かは分かりませんが、とにかく少女マンガ大好きだったなぁ。

 

でも大人になると自然と読まなくなって。

それがいま、我が子が読みたい!と言い出したのをきっかけに買ってあげて自分も読んだのが

 

ハニーレモンソーダ

 

です。

なんと掲載は、りぼん。少女マンガ雑誌界でもピカイチに優等生な雑誌です。

 

主人公は中学時代にいじめられっ子だった地味子の石森羽花(うか)ちゃん。たまたま道で助けてくれた金髪イケメンの三浦界くんに憧れて、同じ高校に入学します。

で、華やかな陽キャばっかりの高校で、いわゆる陰キャの石森ちゃんが三浦くんに支えられながら、友達を作っていくという。

 

中学ではずっと1人ぼっちで数々の嫌がらせや心ない言葉を投げかけられてきた石森羽花ちゃんが、初めて楽しい!と感じられるスクールライフをひとつひとつ経験していく、そしてまごうことなきツンデレであり、決めゼリフがヒーロー過ぎる三浦界くんとのラブコメ、その中での自分の成長!

 

伝統的少女マンガの王道であります。

 

でも私、実は子供の頃、りぼんで大人気だった「ときめきトゥナイト」好きじゃなかったんです。てか基本りぼんよりなかよし派で。

 

何が違うってなかなか表現が難しいとこですが、なかよしの方がちょっとだけやんちゃというか、私はなかよしで連載されてた、あさぎり夕先生の「あこがれアドベンチャー」が大好きだったんですが、元気系なお話が多かった気がします。

読者全員プレゼントで切手送って、憧れアドベンチャーのポシェットをゲットした時の感動は、今なお忘れられません。毎日ポシェット下げて遊びに行ってたなあ〜(´∀`)

 

で、このハニーレモンソーダは、りぼん連載だそうで。時代は変わりますねえ。。

 

でもね、きちんと、「りぼん」的線引きは引いてます。たとえ時代が変わってもそこは守らないと!っていうね。キスシーンまでだよ!っていう。

そんな「りぼん」の誇りも感じました。

 

とにかく、ハニーレモンソーダの何が良きかって、地味子の石森ちゃんの良さをイケメン三浦界くんが見抜いて、周りから揶揄されても、好きになり、気持ちをまっすぐ持つところ。

 

あと石森ちゃんが三浦界くんの一挙手一投足に、心臓への負担が心配なくらい、常にバクバクドキドキ激しく緊張してる胸キュンなところです。

 

素晴らしい。少女マンガはやっぱりこうでなくちゃ!って時間軸的に3周回って、原点回帰しています。

 

今さら回帰の必要性は全くないですが。

いいよねー青春。

 

ハニーレモンソーダは現在16巻まで出てて、3年の修学旅行終わったとこ(*´꒳`*)

爆売れ中らしく、絵柄も今どき、ノリや脇役の会話や日常の感じも今どきです。実写映画もやるそうな。これは多分見ません。メンツ的に…

 

 

けど基本的な、学園ラブコメ具合はほんと王道で、なんにしろ、三浦界くんは、同じツンデレでも真壁くん(ときめきトゥナイトの主人公の片想い相手)より断然カッコいい(´∀`*)

セリフがね特にね、ツボ押さえまくりです。

 

こういういわゆる少女マンガの素晴らしさに、大人になって気づいたこと。

 

それは、心理描写がとても丁寧なこと。

セリフ回し、コマ割り、表情、髪の揺れ具合、仕草などなどに人の気持ちをつかむ、絶妙なワザがいっぱいあって、特に私が少年マンガより少女マンガが優れているなぁと思う部分はまさにそこで、

地球滅亡とか世界征服とかナンバー1目指すとかじゃない、なんでもないフツーの高校生の日常を、実に丁寧に描くことですよ。

 

文化祭やら体育祭やら修学旅行やら誰しもが何らかで経験したことある「フツー」を、かくも素晴らしき瞬間に描き切る。

 

それがまあ、そんなイケメンが彼氏とか現実ないってーとか、実際テストとか受験とか部活のきつさや友達とのドロドロな人間関係とか、もっと陰鬱だよな…てな現実に引き戻されつつも、いやまあ顔のスペックスルーしたら、なきにしもあらずやん?あの廊下ですれ違った時のあの気持ちは同じやん?みたいな、フツーな日常を丁寧に描いて共感や憧れや希望を感じさせる、その文化度の高さは、少女マンガならではのものだと。

 

ハニーレモンソーダを読んで

私はそんな発見をしました。

 

早く17巻読みたいです(๑˃̵ᴗ˂̵)