というか、そもそも私自身が10代から読んでました。
いくえみ綾作品。
潔く柔く は読んだことなくて、初めて読みました
思った以上に良かったです。
切ないしやるせない…
そして、いくえみ作品はあれですね。
良い奴が最後幸せになりますね。
卑怯めなキャラはなかなか幸せになれないけど…
ちょっとすっとします( ̄▽ ̄)
ここがステキ!いくえみ作品
揺れ動く感情の機微を画(え)とコマで見せていくんめっちゃ上手い
潔く柔くを読んで、いくえみ綾は、気持ちを掘り下げてコマ運びで見せていくのめっちゃ上手いなぁ…(T ^ T)
って、改めて発見しました。
少年マンガはあまりこれが上手くないというか
タッチのあだち充さんとかは別格ですが
いくえみ作品の醍醐味はここだと私は思います。
しかも、こう少女マンガ界なのにキレイ事じゃないんです。どろっとした女子のヌメっとした嫉妬心や、劣等感みたいなん描くのバツグン。
息飲む泥沼感。
うわー女のヤなとこ見てもうたわぁ…というか、それはつまり自分のヤなとこ見てもうた、なのか…
一方で、特に男性キャラがそうなんですが、一瞬の前向きさや優しさをサラッと見せて、人柄を語らせるのも多いです。
悲しい環境にいる人間に悩ませて成長させる
いくえみ綾作品を読んでいる人はご存知でしょうが、とにかく、主人公や周辺の人は「何かを喪失してる」ことが多いです。
しかも、それが肉親や友人だったり結構大切なものを失っている場合が多くて、基本的にどの物語も「喪失」を前提に、残されてしまったけど生きていかねばならない人たちの生き様が丁寧に描き綴られていきます。
たとえば、「潔く柔く」は主役がコロコロ変わるんですが、でもその主人公たちはハルタという存在の喪失を軸にして繋がっています。喪失から物語は始まり、出会い、ぶつかり、拒絶しつつも、分かり合おうともがく若者たちの、まさに群像劇ちゅーか
それにね、結構私は励まされるといいますか。
出てくる男子が全方位的にカッコいい
- 作者:いくえみ 綾
- 発売日: 2007/03/24
- メディア: コミック
いくえみ作品以上にカッコいい男子が登場するマンガ見たことない!
と言ったら、言い過ぎでしょうか。
好み?
まあ、とにかく一度読んで欲しいです
立ち読みでパラパラ見るだけでもいいです
出てくる主役級男性、ほぼカッコいいから。
(脇役が雑な扱いで絵柄だけで分かる笑)
で、どっちかというと、女性キャラより優しくて懐が深い男性が多いです
で、嘘くさくない!その辺にいそうな顔立ちといでたち
おしゃれ!
まあシンプルに絵が上手いんだと思います
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いくえみ綾は、昔の作品も今ぜんぜん違和感なく読めるので、ぜひ90年代から2000年代初頭作品、お楽しみいただければと思います
新しめ作品は映像化。びっくりしましたよ、いくえみ綾なんや!!と…昔と今は作風がやはり違います
てか今をよく知らない……