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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

「鬼滅の刃」名言に溢れてる優れたシナリオ! +ジェンダーレス時代の少年マンガ考察

 

第十六話 自分ではない誰かを前へ

第十六話 自分ではない誰かを前へ

  • 発売日: 2019/07/23
  • メディア: Prime Video
 

 

第一話 残酷

第一話 残酷

  • 発売日: 2019/04/09
  • メディア: Prime Video
 

 

プライムビデオで無料ということで「鬼滅の刃」全26話、観ました。お話としてはまだ続く感じで1シーズン終わったけど、面白かった!

娘がマンガも欲しいというので、マンガも揃えました。

鬼滅の刃」は本当に残念な部分が何一つないくらい、完璧な作品。

ということで、「鬼滅の刃」の私なりの魅力を書き綴っておきたいと思います。

 

  1. 世界観あふれる美しい映像
  2. 躍動感
  3. キャラが魅力的
  4. 鬼に優しい=敵に感情移入できる
  5. 笑いが散りばめられている

 

あれ?「ハイキュー!」と一緒…?

鬼滅の刃」の方が先に見たんですが、共通点がいっぱいなことに、気づきました。

そんでもって今一つの仮説を思いつきました。 

これってもしかしてだけど、もしかしますか?

 

「ハイキュー!」も「鬼滅の刃」も少年マンガ雑誌を代表する集英社の「ジャンプ」掲載作品ということで、まさにこの共通点は、「今どきの少年マンガの王道」ってやつなのでは?と。。。

 

世界観は全く違うけど、オリジナルの世界観をバシッと持っているのは同じだし、どちらも、人物の動きは特に原作から躍動感半端ないし、多彩なキャラ立ちまくりだし、敵やライバル視点を丁寧に描いて、セリフに笑いを混じらせる系。

そうか、少年マンガっていま、それなんだ!ガーン!

ジャンプの傾向?というか編集スタイルのひとつなのかもしんないですね。

 

なんだろう、種を知った手品みたいで、ちょっと寂しい気持ち😔

しかも世界観やネタは時代によって変わってきても、ジャンプの編集スタイルそのものは、特に昔と変わってきているわけでもないのかもしれません。

ただ一つ。私は子供の頃から、あんまり少年マンガ読まなかったから、メジャーなものしか知りませんが、正直、前は少年マンガ苦手だったというか。

売れに売れてる人気の作品も、ピンときたことがなかったんだけど、何故か今、40過ぎてから面白い!と思います。

 

なぜ今面白いのか?昔と何が違うのか?

思い当たる節としては、作品自体だけでなく、私自身に理由があるのかなぁと。例えば↓

☆いま、主人公たちと同世代じゃないから、逆に新鮮。

☆ドンピシャなターゲットだろう子ども達と楽しい時間を共有できる。

☆難解なものより分かりやすいのがストレス発散になる

 

ただ、やぱり時代に応じた「王道」の変遷も感じます。

それが何か?というと、昔の少年マンガに強かった「男らしさ」「漢気」みたいな性別を推しだす要素が時代を経て薄まり、男女関係なく読みやすいものになってきている!のじゃないかと!

 

そう!昔のマンガって少年マンガも少女マンガもわかりやすい「男らしさ」「女らしさ」に溢れていたなあと。私は当時からそれが苦手で。苦手って言っても、北斗の拳キン肉マンシティーハンターも大好きだったんですが( ´∀`)魁男塾もがっつりアニメ見てたし。。物語自体に強烈に魅力あったものね。

 

ただ、今って、性別役割分担みたいなものが、子どもターゲットのマンガにもなくなってきたのかもしれません。作ってる側がもう普通にジェンダーレスな意識を持っているんだろーなぁと。ジャンプのこの2作品も、登場人物の性別としてはターゲット層向けに圧倒的に男性が多いんですが、内容として性差関係なく共感できるように変わってきてるんじゃないかと感じます。それが幅広く売れる秘訣にもなっているように思いますね!

 

先に書いた

tsubatarou.hatenablog.com

の、"戦い"が苦手な人も面白い!に通じる部分でもありますね。

 

マンガ界のジェンダーレスの先駆けといえば、パタリロってすごかったんだなと。一応、少女マンガの分類だけど、そんなくくりや枠を越えた別格感。あんなニッチな内容をアニメ化メジャーに仕上げる魔夜峰央先生と花とゆめ編集者こそ尊敬。

ライヒに憧れてたなあε-(´∀`; )

 

パタリロの話に…(*´-`)

 

鬼滅の刃」はステキなシーンやエピソードがたくさんあるんですが、特に私が好きなのは、主人公の少年炭治郎の鬼退治の仲間であり、超軟弱and愚痴りキャラの善逸が出ているシーンです。いつも涙が出てしまうくらい笑いが止まらなくなります。

あとこれは、原作マンガの方ですが、炭次郎と、巨乳でキュンキュンしてるみつりちゃんの乳こぼれのやりとりのくだりが大好き!

 

そしてそして!「鬼滅の刃」を非常に優れた名作にしている点としてこれだけは伝えておきたい。てかそれをまず伝えておくべきという見方もなくはない。

 

それは、セリフです!

アニメでいうとシナリオ、原作でいうとセリフ、ネームですね。とにかく素晴らしい名言に溢れています!

 

もうね、マンガ界のシェイクスピア賞があったら大賞間違いなし。名言が多いだけでなく、物語の流れを盛り上げていくセリフの回し方がとっても上手いんですよね。笑いの場面含めて!これは原作者の吾峠呼世春さんが、マンガ書けるだけでなく、シナリオライターとして優れているからに他なりません。

 

特にずきゅんとハートを撃ち抜かれた(擬音に滲むジェネレーションギャップ)炭治郎の名言を最後にあげておきますね。

 

「殺された人たちの無念を晴らすため これ以上被害者を出さないため…
勿論俺は容赦なく鬼の頸に刃を振るいます
だけど鬼であることに苦しみ 自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない
鬼は人間だったんだから 俺と同じ人間だったんだから
足をどけてください
醜い化け物なんかじゃない 鬼は虚しい生き物だ 悲しい生き物だ」

 

たんじろおううぅ!

他にも、たんじろう 名言 でググったらたくさん出てきます(笑)