金曜ロードショーで、ファンタスティックビーストやってて思い出しました。
エディレッドメインという俳優がスゴイってことを。
博士と彼女のセオリー 2015
博士はALSという筋肉が萎縮して硬化していく病気になるんですが、2人の愛の物語。
主役の博士がエディレッドメイン。
アカデミー賞主演男優賞をとっています。
リリーのすべて 2016
同性愛がまだ精神疾患と考えられていた時代に、トランスジェンダーとして生きようとした画家の物語。
先日、草彅くんの「ミッドナイトスワン」を見たのを書きましたが、終わりらへんの展開は、「リリーのすべて」を意識してるようにも見えますね。
今思えば。
「ミッドナイトスワン」凪沙、自由に羽ばたけ! - 子育てしながら正社員として働く40代の母ブログ
エディ・レッドメインが、難病を抱えていたり、ジェンダーの先端をいったりと、さまざまな役をこなすのをみると、しみじみと役者という職業のすごさを感じます。
なんつっても、人を見る目、観察力とかすごいんだろなぁと。役者さんって美男美女なので、特に主役級の俳優さんは絶世の美男美女なので、自己顕示欲や自己主張も強そうだし、実際強い人もいるんでしょうが、まず他人を演じる時点で他者の気持ちを理解する作業をしないといけないです。
てことは、他人の人生や喜びや苦悩に共感する力がある程度必要。それが実際の自分とはかけ離れたものであっても。
共感ができるか否かは、計算であっても感性であっても、技術以前に価値観というか、生き方というか、自分自身のあり方を問われてしまうんじゃないかと。
人間には多様な人生があることを理解しないといけない。他人をリスペクトしないといけない。
エディレッドメインを見てると、切なくて苦しいけど、強さや自由さも感じます。
多様な人生に、自分ごととして共感できる部分がたくさんあることを教えてくれます。