アメリカ保守系大手TV局のFOXを舞台にした、事実ベースの映画です。
2016年に起きたいわゆる大物セクハラ訴訟。
主要キャラのニコールキッドマン、シャーリーズセロン、マーゴットロビーが演じた女性キャスターたちが見事にみんな金髪で実在の人たち。
と言われてもFOXもセクハラ帝王でCEOのロジャーエイルズもキャスターのメーガンケリーもグレッツェンカールソンも、知りません。
多分見たことない。
もし私がアメリカ在住でFOXニュースも馴染み深かったら、もっとウギャーって楽しかったんでしょうね。
アメリカで4大ネットワークと言うのがNBC、CBS、ABC、FOXのことを指すそう。日本とは違ってそれぞれが政治的支持があからさまなのが特徴で、自局の意見をビシバシ発信するそうな。
で今回の映画は、FOXニュース自体も主要キャラも実名実在で構成されていて、え!加害当事者のロジャーエイルズはこれオッケーなん??とフシギだったんですが、彼は2016年FOX引退後、トランプ元大統領のアドバイザーに就任するも(セクハラ事件後に要職につけるあたりもスゴイ)、2017年に病気で死去されたそう。
うんうんこれは、いろんな実際の事件知らなくてもいいけど、にわかでも知った上で見たほうが面白い気がします。
そもそもFOXニュースってTV局が保守系の大手らしく、女性キャスターは足を見せたりするのが人気だったりしたそう。今もそうなんでしょうかね。
テレビニュースの女性キャスターやスタッフって日本でも暗黙のいろいろ、きっとあると思うんですよ。小島慶子さんが言ってたけど。
で気になるのが大物CEOを告訴し大暴れしたグレッツェンカールソンと有名キャスターメーガンケリーのその後なんですが。
ヴォーグジャパンによれば、
メーガンケリーは、FOXニュースと対局と言われているNBCに移籍したそう。20億円とも言われる契約金で冠番組持っていたそうなんですが2018年に、問題発言が炎上して番組がそのまま打ち切りになった後はテレビには一切出ていないそうな…
映画以上にスキャンダラスな現実!
で救いはというかエイルズを告訴した当人グレッツェンカールソンは、2000万ドルの和解金を手にした後、著作がニューヨークタイムスベストセラーになったりしつつ、Wikipediaによれば、今度はミスアメリカの運営でもすったもんだしたよう。
でも一応いちばんまともというか、女性の尊厳や権利のために活動するという芯はぶれていなさそう。
ちなみにシャーリーズセロンって見るたびに顔が変わるなぁと思っていたら、このメイクこそがカズ•ヒロがメイクアップ&ヘアスタイリングでアカデミー賞受賞したとのこと。メーガンケリーご本人にそっくりだそうで、なるほどということです。
ちなみに2
原題はBombshell。意味は爆弾ですが、金髪美人みたいな意味もあるそうで、主要キャラお三方そのものです。やっぱり皮肉ってるよね?
日本でもそうだけど、女性キャスターやアナウンサーが美人が多いのを私は、小島慶子さん的に感じるのですが、ただアメリカと日本の違いというか、日本の女性キャスターはフジテレビしかり、割とサラッとお嬢様タイプが多い気しますがアメリカの女性キャスターは…ただただ強そう。どっちかいうとアメリカのダイレクトな強い感じのが好きかもですが、私は有働由美子アナ推しなので、どちらにも肩入れはしないでおきます。
ちなみに3
小島慶子さんって女性誌によくコラム書いてたりするんですが、それが結構ど真ん中をズシンと刺す深い内容だったりして前から気になってたんです。
上のハフポストの記事読んで、もはや尊敬の域くらいになりました。
こういう人がいるのはまだまだ日本のメディアも捨てたもんじゃないのかな〜(*´∀`)♪