2020 はちどり
韓国の作品です。
ゆっくり少女の視点で日常が進みます。
とにかく、若さが息苦しい!
そして主役のウニ役のパクジフちゃんが超かわいい!
お母さんとお父さんが仲が悪いとか身につまされすぎーとか
韓国って長男可愛がり過ぎ、ひいきしすぎだよとか、
浮気しといて戻ろうとする彼氏アホやけど分かるそんなもんとか
ファーストキスに照れて唾を吐くってアバンギャルド〜とか
後輩女子から告られるとか体育会系じゃなくてもあるんやね、しかも日本以外にもとか
やっぱり韓国って親しみ感じるわとか
友達の裏切りとかまさに今の我が子のいざこざやんとか
ウニがオンマ!オンマ!(お母さん!お母さん!)と大声で呼びかけてるのに一向に気づく気配(つもり)がないお母さんの立ち姿とか
なんやかやで仲直りしよるな親はとか
漢文塾の先生のヨンジは女子大生だけど、そして舞台は94年だから、80年代の韓国の民主化運動や学生運動の名残を忘れちゃダメだよねとか
私95年に韓国行ってたわ、まさにあの時の韓国かあとか
どこにも輝けるものを見出せない10代と、そんな10代に無関心な大人たちって、目の前にあるいろんなもん、すごく見逃してるんだろなぁとか
いわゆる不良のレッテルと、そうじゃないフツーの中学生って実はそんなに境目なんかなくて、まさにレッテルが貼られるかどうかなだけじゃない?とか
でも何よりね、このウニが素敵なんです。
すごい、いい子を見つけたねえと。
ウニとその目にうつるもの、周りの空気をふわふわ感じるだけでもステキな作品です。
約30年経って私の青春時代と娘の青春時代くらいの時間差。
若者は、何か変わったでしょうか。
もっと生き方に器用になったでしょうか。
なってないでしょうか。
ウニにとってのヨンジみたいな存在に、出会えるでしょうか。
出会えますように。