娘が手術を無事に終えて退院しました。
そくわん症という背骨が曲がる病気で背骨にボルト入れてまっすぐにする手術でした。
そくわん症については、およそ5000人に2人くらいと言われていて、思春期の細身の女子がなりやすいそう。
後天的なものは原因ははっきりしてなくて、治療はコルセットつけたり手術したりとなります。
でもまあうちの子は腰痛もなく普通には生活していたんですが、歪みが進行しちゃうので、やはり30年後などを考えて10代後半から20代前半くらいに手術することが多いそう。
とはいえ娘が診断されたのは一年以上前で、骨が歪むのは年間1度くらいの進行なので、今すぐに!とかの緊急性はないです。
初めてレントゲン見たとき、ぎゃひっと親子でびっくりしたのが懐かしい…
そんな長期計画のなかでいよいよ入院したんですが、時はコロナ禍。入院前は、付き添いはおろか、病室に入ること自体が一切禁止されていて、正直不安いっぱいでした。
いろいろ病気や病院のこと調べたり、手術した人のブログ見たりしていても自分たちにとっては未知な体験で、初めての外科手術でもあり。手術には8時間かかると言われていて、直後には少し会えるらしいものの術後の様子は全く分からないとか…えー。
一気に不安。
先生に一般病棟じゃなく小児病棟なら入室許可があるから入る?と言われたもののお年頃の高校生にはそれも苦痛らしく。まあそらそうか。。
で、家族みんな、いよいよ&コロナ禍で不安いっぱいに入院スタートしたんですが、緊急事態宣言が明けてから、延期していたさまざまな手術が解禁され患者数が激増だそうで、病棟を選べない状況らしく、結局大人も小児病棟に入院したりしていて、娘も小児病棟に配属?となったのです。
ということで入院当日。看護師さんから、ここは小児病棟につき1日15分、ナースステーション前で会うのはオッケー、術後の歩けない時期は病室に15分、両親1人だけならオッケーと聞きました。
良かったです。
実は私は子供の入院前にあまりに不安すぎて会社に介護休業を申請してました。入院中じゃなく、退院してからどんな感じの生活になるかわからなくて仕事している場合じゃないんじゃないかと…だから2週間くらいは自宅で付き添っていたいなと。
で会社からは、医師からの診断書が必要と言われて、担当医に話したら、いや介護休業取る必要はないですとのお返事。。
手術自体は大がかりだし、術後すぐの数日は痛みがあるけど、かなり早い段階で回復して普通に生活できるそう。
と言われても、いざという時にめっちゃ疑り深い私は、半信半疑だったんですが、それはコロナ禍で付き添いも会うこともできないってのもあり、15分でも会えると分かって、先生を信じる気持ちも生まれ、介護休業は辞めたのでした(笑)。
で、入院から3日後の手術当日。
手術したことないから知らなかったけど、患者はすたすた歩いて手術室に入るんですね。
ドラマみたいにみんなベッドで搬送されるんじゃないんです。
そして8時間、朝から夕方まで病院内でうろついて。
やっと終わった時にはチラッと会えたんですが、麻酔から意識さめて間もないし背骨が反る〜とうめいていました。
その後、父母1人ずつ15分だけ病室に入るのも許されました。
次の日からは毎日15分。
仕事だったので終わってから通いました。
正直15分でも顔が見れて話すことができて、本当に良かったです。
本人は4日くらいはとにかく痛いから痛み止めするけど効かないとか寝れないとか、動いたら痛いとか、それはそれは大変だったとは思います。
でもごめん。
ママは正直無事に手術が終わって、15分様子を見に行けるだけで、本当に安堵100パーやったです(´∀`*)
それにやっぱり先生も言ってたけど、若いってスゴイなというか、回復スピードが早い!日に日に出来ることが増えて、10日後にはどえらく喋り倒して看護師さんに叱られましたよ。
まあ4人部屋だしね…部屋が足りてないから内科外科一緒くたぽいし、みんないろいろ病気抱えて入院してるわけで。そう、入院したら、周りはみんな病気です。
カーテンは開けちゃダメだしコミュニケーションは取れなかったようだけど、自分だけが孤独でもないわけで、本人もなんか思うところはあったかもしれんなと。
早く退院したい!ばかり言ってましたが。
で、誰もお見舞いに来てもらえないオカンだけ15分会える騒がしっ子は次の日からは病室で面会でなくナースステーション前面会になりました。
今回の2週間の入院手術でいちばん思ったのは、コロナ禍なんだな、ということかもしれません。
日常ではもう慣れてきた部分もあったけど、いざというときに、コロナということを加えて考えないといけないんだと。
ただその中で看護師さん達も患者さんたちも医者も出来る限りのベストで頑張っていて、今こういうルールでやってるんですね。
多分コロナ禍の初期は、もっともっと混乱してたでしょう。
病院には、そういう混乱期を超えての今がある感じがありました。
では次は治療費やらお金の問題に続きます。