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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

分からず屋を愛せる本

伝わる・揺さぶる!  文章を書く (PHP新書)

ライティングを人に教える。

仕事でのことです。

 

で、なんか参考になる本を探して見つけた山田ズーニーさんの著作。

 

自分のライティングの勉強になることはもちろん、

教える側の視点で理解できるのが、助かりました。

 

でも、それより何より。

人に対して、すげー優しい気持ちになった。

何これ。

 

今、実は、意見が噛み合わない職場の人に対して、どう接したものか悩んでいて、

でも結局、そうじゃないんだ、ってことがよく分かりました。

 

私は意見が噛み合わないから悩んでるんじゃない。

自分の意見を聞き入れてもらえないから、歯がゆいんだ。

 

結局、押し付けられているようで、私だって十分押し付けているんです。

 

なんで分からんのやろう、と。

 

じゃあ、私は、彼女の気持ちや立場や状況を、どれだけ理解しているんだろう。

いや違う。理解しようと歩み寄ったんだろう。

 

自分は一歩も近寄らず、噛み合わない、歯がゆいとか言って、その理由は、相手の無理解や視野の狭さのせいにする。

 

多分、100の共感を期待するのは、自分の自信のなさの表れです。

 

誰もがみんな、見え方も、感じ方も、考えも、なんもかも違う。

それは、本当は、とてもステキなこと。

知らない世界を理解できれば、世界は広がる。

 

分からず屋は誰だろう。

相手も自分も、愛せれれば。

愛せなくても、心を通じ合わす、きっかけがあれば、

それで私の目的は、達成できたはず。

 

否定するのではなく、なぜ?を問いかけ、知ること。あなたは何故、そう思った?そうした?

 

知らないままでは世界は広がらない。

深く問いかけ、知っていく。まず。

それから解決策を導き出す。

 

それをしよう。そうしよう。

 

 

選挙に行く企画

投票率が戦後2番目に低いらしい今回。

投票した人が当選すれば、モチベーションは上がるけど、落ちたら、所詮、自分の一票なんかで世の中変わらんよな

 

と思いますよね。

そんなことが何回か続いたら、選挙行く気持ちも萎えてきます。

 

そして候補者も、落選したらさらっと舞台から消えていくイメージ。落ちたら急に、選挙なんかなかったことみたいな空気感。

 

そこで、そんな萎え萎えの人も選挙に行きたくなって、候補者にとっても落選しても価値ある選挙運動になるようなアイデアを考えてみました(о´∀`о)

 

1当選だけじゃない!投票数で世界を変える

 

投票数でみれば、ホントに僅差で明暗を分けた選挙もありますよね。

私は結構、この投票数、大事だと思っています。

当選はしなくても、それだけ投票した人がいるということ。つまり、民意が当落に案外反映されてない、って話です。

 

特に母数が多い都会の選挙区をぜひ見てほしい。

30万人の得票がある候補者も32万人の候補者がいれば落選します。1人枠なら。

 

でも実際は、30万人という、あなどれない結構な数の人たちから支持されたわけで。

ユーチューバーなら30万人の登録者いたら、まあまあな売れっ子ですよね。

 

政治の舞台には参加出来なかったけれども、30万人を集めてなんかできるんじゃない?

 

今の世の中って、クラウドとかSNSとか、たった1人が始めたことから、変わっていくこともある。

 

落選しても、その30万人を活かせる道があるんじゃないか。

 

そこで!

候補者は当選した暁の公約だけでなく、落選した時用にも公約をつくる

 

てのはどうでしょう。

 

たとえば、落選した時に自分のブログとかで前もってやって欲しいことを募って、セレクトし、その要望を実行する

とか。

 

あとたとえば、地域への恩返しとして、町内の掃除をするとかもいいですね

 

うちの地域なんかはボランティアが高齢化して数も減ってきているから、学校の放課後パトロールしてくれるだけでも、PTA的にめちゃくちゃ助かります。

お母さんのハートわしづかみですよ

 

若者には祭りやアウトドアイベントなどを企画して、交流の場を提供したり。

 

老人には、マイクロバスだして病院の送迎したり、カラオケコンテストしたり。

おれおれ詐欺に騙されない法律勉強会したり。

 

田舎の場合とかなら、支持者から、売れない野菜とかもらってきて、フードロス農作物マーケット開いたり。

 

ほんの一例でこんだけ地域に貢献案が!アイデア募ればもっと面白い公約できそう(^ ^)

 

2若者を攻略。大学や高校で、政策や財政案を考える授業!

 

なんと言っても、日本の未来を支えるのは若い人です。彼彼女らが、まず政治に興味を持って、自分ごととしてとらえねば、若い人たちは、いい年になってもやぱり選挙のモチベーション萎え萎えなままです。

 

だから一般教養として、高校や大学では現代政治の成り立ちや実情を学ぶべき。

しかも楽しく!

 

まず、取り上げるテーマを決めて、

高校では、チームディベート的に模擬国会をしてみたり。

大学では、財源確保を含めた新しい政策案の討論会をしてみたり。

 

私たちを取り巻く法律や制度が、どうやって作られて決められるか、

どんな政策があれば世の中がもっとよくなりそうか。

日本じゃなくて、架空の理想国家を目指してみたり。別に学校の授業なら、自由だし。

 

政治家よりもずっと、フレキシブルでユニークなアイデアが出てきそうな気がします(*´∀`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーキングデッドという日常

ウォーキングデッド シーズン8まで見終わっりましたー。

プライムビデオ。

 

 

 

 

 






ロス。

ウォーキングデッドロスです…

 

まずカールが死んでから、寂しいです…

そんで、終わったし…

 

あの親子が無事でいますように、って毎日5話くらいずつ見続けてきたから、ついにカールが居なくなってしまい、さらに8まで終わり、寂しいです。

 

ウォーキングデッドのおもしろいところは、なんだろう?

 

キャラが好き

リック、カール親子、デリル、ミショーン、キャロル、グレン、マギー

みんな好き。てゆーかあんだけ毎日四時間くらい見続けたら、家族す。もう。私の。

モーガンも好きです。

 

疑似体験感

ってことかしら。絶望が続くなかで、生きてるささやかな喜び。小さな愛情。

 

 

人間ドラマ

バイオハザードの人間離れしたアクションとかはなくて、弱くてもろい、小さくてずるい、人間たちのサバイバル。どうして裏切るのか?信じられないのか?見ている人間への問いかけが、やっぱりあるんです。救いようのない絶望のなかで、私ならどうするだろう。

耐えられない悲しみは、自分の命への恐怖じゃなくて、大切な仲間を家族を失う恐怖と哀しみと無力感なんだと。

 

ウォーカー

なんやろう。ウォーカーこそがある意味主役なんですが、バッタバッタ倒されて頭カチ割られて。

倒すコツさえつかめば、割と弱くて、単純。

元人間で。集団行動が好きで。

必要以上にグロテスクを盛るCGや演出も、このドラマの魅力だとも思います。

 

正しい人

特におじいさん。デール、ハーシェルあたりの。この人たちが人の善?良心のバランスを、見ている人に与えてくれます。

どんな時も、正しい方向へ導いてくれるセリフに、登場人物に代わって、人間であることを誇れるような良い決断をしなければ!と感じさせてくれます。

やっぱりそーゆー存在は窓際的なんではし。即戦力じゃなく、足手まといにもなり得る年寄りなんだなあと。

 

女が多い

弱くも強くも、愚かにも賢くも、なんせ登場人物、エピソードに女が多いです。主体的に物語を引っ張ってるときも多くて、なんでかな?と思うに、単純に視聴率に良い影響があるとは思います。

それとはまた別に思うのは、ウォーキングデッドの世界は、近代文明が崩壊していく荒廃した世界なんだけども、何を描いているかって、結局、日常なんですよね。日常に強いのは、やっぱり女だからかな?って。食べること、暮らすこと、育むこと。安全に生きていくために求め守る、それらが大事な世界では、生きる基本にアプローチが近い女性が存在感高いんかな?って思います。

 

さあ、有料で9見ようかなー。その前にスピンオフのフィアーザウォーキングデッドをとりあえず見よかな…

 

 

 

 

 

 

 

働く女子と罪悪感

 

 

アエラ編集長は、やっぱスゴいっす。

働く女子と罪悪感: 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる (単行本)

 

 

まず、女子が働く上での小さな出来事にたくさん共感できました。

特に、よくぞ言葉として発信してくれた!というのが、

 

タバコ部屋。 

 

これほんま、うちの会社もそうで、ザ男の世界です。

で、このタバコ部屋で繋がっていくんですよ。人間関係や仕事が。

 

私も最初はまさかそんなことで会社が回ってるわけない…と思ってたけど、ガチです。

 

飲みニケーションと同じ。飲み会に参加しづらい子育て女子の問題と同じで、私なんかは、ランチすら時間なくて行けなかったりします。残業できない身としては、昼に1時間確保するのがなかなか難しいです。

とはいえ、だからこそランチはやっぱいろいろな人とつながる働く女子のチャンスだとは思う!

あと、子持ち女子は飲み会に参加しにくいけど、子持ち男子はその対象じゃあないっていう、よくある話だけど疑問視されない当たり前の図式にも、疑問が広がって欲しいです(^.^)

 

あと、ハマケイさんが28年間活躍した朝日新聞社というのは、てか新聞記者って、メディアの中でもおそらく体育会系の要素が根強い、ザ男の世界のイメージじゃないすか?

 

ハマケイさんが、文中で何度も使っている、夜討ち朝駆け してなんぼな世界なわけです。要は労働時間が長くて体力勝負な世界です。

 

なんのなんの。小さなメディア(に見せた営業会社)で働く私の周りにも同じように感じられることが多々あります。

そもそも人海戦術で利益を上げている限り、残業できる人が評価されやすいのは当然とも言えます。労働時間が長いほど売り上げにつながるし、イノベーションを起こすよりトップダウンに対して従順であることが大事になります。組織にそんな風潮があれば、残業できない子持ち女子の評価も当然低いし、ボトムからの意見や提案も不必要なのかもしれません。

 

生産性じゃない。労働時間評価。でもそれって19世紀の資本主義です。18世紀か?

 

今、同時にドラッカーを読んでるんですが、ドラッカーいわく、20世紀に資本主義が発展したのは、教育があったからだと。人並みな暮らしが当たり前にできるまでに、たくさんの労働者が教育され知識を獲得し生産性が飛躍したからと。兎にも角にも、労働力や時間をかけずに高い生産性を作り出す、「知識」に価値が置かれる時代になった。これからもどんどん発展するわけですよ。生産性が。知識が。人工知能が。もう人は働く必要すらなくなってベーシックインカムせなあかんのか?てな議論までされてる時代。

 

これは、残業できない子持ち女子だけの問題じゃないと思うし、今の若い人たちは、40代以上よりずっと柔軟で、働き方の選択肢があって当然、前提で考える人も多いとも思うけど、未だに生産性や多様性によって、利益や商品・企業価値を上げていく仕組みにはなっていない(思えない)会社なんかも、たっくさんあるんだと思います。

 

あんだけ国やメディアがやいやい言って、意識レベルが全体には上がっても、実情に落とし込めてないことたくさんあるだろうな、と。

だけど、少しずつは企業のあり方も変わってきているのでしょう。若い人が頑張ってるベンチャービジネスの記事とかを読んでたら、あ、すごく変わってきてる、と思います。共感できるし、実際に実現まで落とし込んでて、マネできる部分たくさんあります。

 

社会は本当に不思議です。

 

表題の 罪悪感 とはなんのことだろう?と思って読んでいたんですが。

ハマケイさんは、私より10歳上の世代です。

今よりずっと少数派だったキャリアある女性は、ハマケイさんいわく男女雇用機会均等法世代は、20〜30代のころ、均等法はまだ始まったばかりで制度も整備されてなくて、家庭や子を持たずに仕事に邁進するか、持ってもハマケイさんみたいに、子育ても家庭のことも他力に100%任せる環境ありき、ていうのがスタンダードでした。

それが、今のアラフォーは違ってて制度としては既にあるけど、実際には周りの意識は変わってない、いざ両立となると大変だし、子供と仕事を天秤にかけて精神的な辛さが生まれてる、

その両立の罪悪感、主に子供に向けた罪悪感がある、って話です。

いや、違うな。

母として、妻として、社会的にイメージされている理想像に追いつけない罪悪感だな。

 

逆にハマケイさん達、均等法世代は仕事100でやってくことに罪悪感がないそうな。

なんと。

フレッシュな発見でした。

 

でも思春期を迎える我が子とのやりとりの中で、仕事100では乗り越えられない、アラフォー達が悩む「罪悪感」に気づいたそうです。

 

気づいたのか!

これも変なダブルスタンダードってか、世間からの母たる理想像が未だ跋扈してる、同時に国や社会全体の波としてある、一億総活躍による女性の社会進出が、ぶつかってるんですよね。

 

そんなことをハマケイさんは自身の仕事を通した人生を語りながら伝えています。

 

でも私が一番身につまされたのは、働く女性の自信のなさについての部分。

マネージャーになりたがらない女性が多いそうですが、女性は自己評価が低いのが原因のひとつにあるそうです。私も自己評価低めだと自覚しています。

 

その理由のひとつに若い頃からのチャレンジ経験の少なさがあるんじゃないかと。

というのも女性は上司からの指令や仕事内容の選択時に安全な方を選ばれてしまいやすい、自分も男性を押しのけてまで前に出ない、結果、スタートアップや新規事業、また難しい仕事を乗り越える経験値が少ない、てことです。

 

なるほど。いやまさにその通り!

 

今一歩ライターとして自信持って、ハマケイさんみたいにぐいぐいいけないのはもうそれに尽きる!

その上私は学歴がないからそのコンプレックスも多分にあります。。

てかアタマの作りが、もはや別生物なんだけど。

 

 

は!ネガティヴワールド!

具体的な自己評価の見直しは必要すね。

足りないなら、じゃ、今からでも経験積めよと。

 

 

 

このハマケイさんの本、私は表題が少し違っても良かったんじゃないかな、と。

この表題だと読む人が働く女子に限定されてしまうのでは。男性にぜひ読んでほしいのに…(*´Д`*)

ハマケイさんの記者時代やアエラ時代の経験やエピソードは、「働く女子」の枠を超えて、とっても面白いし、メディアビジネスの教科書としても役立つはず。だからもっと幅広い人に読んでもらえるはずなんすよ。

 

あえて、なんでしょね。。残念。でもこのタイトルだからこそ自分も読んだわけだしな。

 

とにかくも、ハマケイさん、リスペクトできる働く女子のお一人です!

はー、すごいわぁ〜ハマケイさん(*´◒`*)(すぐ人に惚れる)

 

浜田敬子
働く女性
男女雇用機会均等法
ジェンダー
働き方

 

 

自分が大事だと思うことを大事にする

最近、会社のいろいろなことに気が沈む。

 

営業の古株の子が辞めたり。

課内で不公平議論が持ち上がったり。

外注さんとやり合ったり。。

 

なんか周りがやたらアグレッシブ。

文字通り攻撃的で。

 

誰かの呪いか?

 

風邪引いたり。

なのに、俺がご飯作るよとも言わない夫や

結局、風邪引いても家事労働は私がやる、

て何回も繰り返してきたことは

比較したら、全然オッケー。

適当に手を抜いてるし。

寝たら元気になったし。

 

それよりも。

 

人の負のエネルギー

 

みたいなのが、ワッと出てきた雰囲気に

気持ちが弱りそうで

負けそうで

心臓がしんどい。

 

人はなぜ、人を攻撃するんだろう。

多分、どこかで、悲しみや怒りが

行き場をなくしてくすぶっている。

 

みんな、ほんとは、頑張ってるし

一所懸命、生きている。

 

みんながまわりの頑張りを

頑張ったね

と思い合える環境になってほしい

 

とりあえず

誰かが悪い

っていう前に

 

自分が本当に必要だと思うことを

人目を気にせず

やったり 進めたり

夢中になったり

 

できたらなー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父のこと

四月某日。

つい先日、父が亡くなった。

2年半続いた肺がんの闘病生活が、ついに終わりを迎えてしまった。

まだ時間が経ってないからか、毎日、夕方になると

寂しい気持ちでいっぱいになる。

父の最期は

自宅療養のなか、気道にまで広がった腫瘍と、肺炎のため、呼吸困難に陥り、

在宅治療のかかりつけ医の判断による、終末期鎮静という手段がとられた。

終末期鎮静は、鎮静剤を断続的に投与し、眠ることで痛みや苦しみを取り除く。

ただ、それは徐々に呼吸抑制がかかってくる。最期は心臓が停止する。死に向かう手段。

鎮静の間は飲む食べるは一切しない。

というか、すでにできない状態故に鎮静が選択される一面もある。

けれど父に意識がないわけではない。

当日朝もまだ会話もできた。

終末期鎮静には本人、家族の理解と承諾が要る。

他界する前日朝、眠る薬を使うこと、使うと痛みや苦しみはなくなるが継続とともに呼吸抑制がかかり死に至ることを、医師は告げたが

父は黙っていた。クビも動かさなかった。

拒否はせず。そして、単発で少量を入れることに承諾。

1時間後に目を覚まし、

「まだ生きてるで」と呟いた。

けれど、夜になって鎮静が切れたのか見ているのも耐え難いような苦痛が続き、翌朝早く、「しんどい…もうええ…」を最後に継続的な鎮静剤スタート。

私はその場にはいず、かけつけた時には、すでに意識もあるようなないような状態で、

お父さん!

話しかけると目は開くが、焦点はこちらを見ているものではない。

手を握る。どんだけ苦しかったろう、怖かっただろうと涙が出る。

調べたら鎮静開始から息をひきとるまでは何日かはかかるとあったから、まだ数日はと思っていたが、

その日の夜、呼吸が浅くなり、心臓が止まった。

継続的な鎮静からしばらくして、胸と気管のゼイゼイはなくなっていたが、口は開けたままだった。

お父さんお疲れさま。

お疲れさま。

人の死を初めて目の当たりにした。

まだ若かった。

総合病院に入院中に腫瘍内科の主治医から、余命1カ月と聞いてから、2カ月と数日が過ぎていた。

父には余命を伝えてなかった。

母も妹も私も。

誰も父の気持ちを考えると

そして絶望してしまうだろう父を見る苦しみを背負う勇気もなく、伝えられなかった。

父は、辛い冬が過ぎて春を迎えることができたから、秋くらいまでは、持つと思ってたみたいだった。

母も私も、もう数週間くらいは、酸素量を増やしたり、オプソを増やしたりしてだましだましでも、時間があると予想していた。

なくなる9日前の主治医の外来でも、かかりつけ医師からも、いつその時がくるかは分からないとは言われていた。

明日かもしれないと。

悔やんでも

もう父はいない。

何を悔やんでるのか。

それも全て後から感じる、ああすれば、こうすればで、仕方ないことで、ただ、

父の最期の意識はいつまであったのか、

最期にどんなこと考えてたのか、

苦しい、しんどい、じゃなかったらいいのに、

前から言っていたみたいに、人生やり尽くして悔いはない、と

思いながらだったらどんなにかいいのに。

でも、私にはなんとなく、父の最期は、

走馬灯を見るなんて、よく聞く死に際なんかじゃなく、

明日もまた朝がきたら起きる当たり前の日常に続いているような、

そんな最期だったんじゃないかと思う。

だから、あれからずっと、昨日も、今日も、父が起きてこないことが、悲しい。

いないことが不思議でならない。

はあちゅうさんパワハラ問題 大事なのは、反論できない「空気」

セクハラ、パワハラ電通時代の有名先輩を糾弾した騒ぎについて、少し私の考えをば。



はあちゅうさんのファンでもアンチでもないですが、

私は、はあちゅうさんは被害者だと思いますし、アメリカから広まってるmetoo も応援してます。


でも、糾弾すべき方向が違う気がします。


組織にいたら、多少なりの、ん?これパワハラか?セクハラか?な状況は誰もがあるんはじゃないかと思います。

私自身もあります。

実際にどうなのか、て言われたら、個人の言動が、他者を傷つける限りは確かにパワハラ、セクハラにあたると思いますし、訴えるべきだとも思う。


ただはあちゅうさんの件で、気になったのは

相手の岸さんに、その当時、言われ放題、され放題で、はあちゅうさんは、異論反論オブジェクションをなんにもしなかったのか、て部分です。岸さんの言動はいろいろ書いていたけど自身の言動についての言及が見当たらなかったです。


私はそのとき、はあちゅうさんは、どうしたのか、そこが知りたいと思いました。


異論反論はできなかったのか?

したけど聞いてもらえなかったのか?

誰か助けてくれる人はいなかったのか?


一番大事な部分はそこだ、とすら思います。

岸さんは上司ではなかったから、彼女を抑えつけるそこまでパワーがあったのかどうか、でいうと、実際には組織内での権力者であるなら、同じ圧力レベルだとは思います。

だから、相手の愚かな言動に対して、もしかしたら、権力ある先輩に対して一言一句反論できない状況だったかもしれません。


反論してもさらに追い討ちをかけて圧力をかけられていたかもしれません。


言及がないから分からないけど、とにかく、歯向かえていれたら、今こんなことにはなってないでしょうから、結果的には、抑圧から逃れられなかったわけです。


私はそこが一番、セクハラ、パワハラの罪なんじゃなかろうかと思います。


嫌なことを言う上司や先輩はいるもんです。人を子分みたいに扱ったり、振り回す人もいます。


ただ。

その場合に自分の意見をきちんと伝えられるか。拒否したり反論できるか。


これは被害者の気の強さや勇気の話じゃなく、

パワハラ、セクハラの一番の悪は


拒否できない空気

反論できない雰囲気


そういう、語られにくい、目に見えない、

なんとなくそこに前からずっとあって誰もどうにもしてこなかった 

空気

そのものなんだ。


と。

じゃ、そーゆー空気を作ってたんは誰か?


組織です。組織をマネジメントしてきた人たちです。それに異を唱えてこなかった組織メンバーの全てです。



いじめに近いというか。大人版いじめでもいいんだけど、

加害者を社会的に排除したら、よくなるわけではなく、組織自体を改善しないと、そーゆー空気そのものを変えていかないと、結局、同じことは繰り返され続けるし、勇気を出した行動の意味がなくなってしまう。


だから、はあちゅうさんの件を見て、あ、なんか違う方向に行ってしまってるなあ〜〜と。もったいないなー、と残念な気持ちにすらなったり。


でもね、はあちゅうさんが立ち上がった理由は、本当には、そーゆー社会の変革を望んでのことだった、とは感じます。


変革って難しい。

時間がかかる。

忍耐が必要。


ただ、諦めないで、とは思います。













相棒 元旦スペシャル サクラ が思いのほか面白い!

視聴率、てなんなんすかね。

私の視聴は録画だし、そもそも統計に指定されてもないから、視聴率には入りません。

 

ウェブやらユーチューブやらゆー時代に、既存の計算方法の視聴率の信ぴょう性をまだメディアは問わないんだな。

 

てなことを、2018年の相棒 元旦スペシャルの視聴率が歴代ワースト2位とかの記事をみてまず思ったことですが。

 

そもそも、元旦スペシャルが、面白かった!って話です。

 

相棒はいつからか、レギュラーで見ています!ただ、めっちゃ好き、てよりは、安定感というか、見ないのは寂しいし、な感じ。

 

何が良いか、てゆーと、右京さんのキャラ!

コナンドイルの推理小説、かの有名な、シャーロックホームズシリーズを一応全巻読破して、感じるのは、右京さんは、ホームズがモデルさんではないか?と。

第10話「サクラ」



いやまあ要素はいろんなとこから引っ張って来ているだろし、ロンドンが所縁ある設定だから、分かりやすくホームズ要素が前面にはあるはずです。

 

で、今年の元旦スペシャルは、近年ではダントツ面白かったです!

 

右京さんのクライマックスのセリフ。

カッコいい!

 

あとね、いつもね、社会への批判精神があるドラマなんですが、それがね、今回は特にわかりやすかったです。

 

陸王を見ていて、ものすごく励みになったのと同じくらい、

 

ままならない世の中だけど、

自分を信じて生きたいよね

 

 

みたいな熱い気持ちになりました。

 

てことで、脚本、良かった!

 

 

 

 

 

 

 

子育てしながら仕事をしていることで、得られることとは。

ドラマ 営業部長 吉良奈津子

最終回でした。

 

パパの原田泰造が、仕事も育児も中途半端だったと辞表を出したママの松嶋菜々子に語った、最後のセリフ。

 

仕事していることで、確かに息子にさびしい思いをさせていることもある。

でも、仕事していることで、息子に教えてやれることもたくさんあるんじゃないか。

 

これで、3週間くらいは、元気に乗り越えられそう(涙)

 

結局ここなんすよ。お母さんが気にしているのは。子供にとって、お母さんが働くことが、なんの価値があるのか。経済的な問題をおいて、自分の生きがいややりがいもおいて、ただ子供にさびしい思いをさせているだけだったら、それは本当に価値あることなのか。

 

ポイントは、「たくさん」。たくさん、すよ。1個2個ちゃう!

 

これはね、お父さんが仕事している価値にもつながると思います。

経済的な問題は、もちろんあるんですけど、それとは別に、いつかは自立して巣立つ子供に、親が一生懸命に働く姿を見せるのはとても大事だと思います。子供に、親は一生懸命頑張ってるんやな、と感じてもらうことも、生きていくのって一筋縄ではいかないんだな、と感じてもらうことも、欲を言えば、両親が2人で協力して支えあって家族作ってるから私は今、あるんだ、という仕組みを認識してもらえれば、万々歳。

 

それがなかなかね、難しいんですが。。親も人間だから、て部分もね、16歳くらいになれば分かってほしいやね…  

 

ともかく私は自分の母親とは全く違う仕事だけど、大人になって振り返ってみたら、やっぱり長いあいだ仕事持って働いてきたお母さんからの影響はものすごく大きいし、母が男女平等な環境でバリバリ仕事してきたことは尊敬する部分でもあります。

 

かっこいいな、てフツーに思うし。

もちろん、母が、多忙なことから、主婦業が不出来だったり、母としてちょっぴり至らないな、てことも多々あったわけで、未だ、ああはなりたくないやな〜〜(´・_・`)なんて思う部分も正直あります。

 

母は基本厳しかったし、忙しくしてて、なんでも話せていつも笑顔で世話してくれるような、世の優しいお母さん像と違うことで、自分が初めて妊娠した時に、自分なんかが親になれるのか、卑屈になりもしたし、それを母にぶつけたこともあります。

そういった自分のアイデンティティへの問いかけ作業みたいなことも、多分、自分の子供もするのかもしれない。

 

なんにしろ、そうやって母も悩んでいたかもしれないし(見た感じ、未だ全く悩んでなさそうだけど)

 

今になってみれば、仕事を持たず主婦業に専念するという選択が女性にあることを理解した上では、というかそんな女性が多数いて、一般的には、少なからず、未だ、母というものが社会で仕事をすることを良しと思わない風潮すらある現実のなかで、私の母は、よく頑張ってきたなー、と。もちろん父が、女性の社会進出に肯定的だったというか、同志みたいな感じだから、かつ私のおばあちゃん=母の実母と同居していて、おばあちゃんに家事ほとんどを任せれたから、ていう、恵まれた環境ではあったわけですが。

 

それでも、大変だったんだな、と、同じ立場になってようやく分かることもほんとたくさんあります。

すぐには分からないんですよ。

 

 

だから、私の子供がオトナになったときに、自分の家族を持ったときに、オカンも、オトンも頑張ってたんやなー、自分も頑張ってみよかー、て思ってもらえたら嬉しいです。そのために、私はくじけながらも働いていく!

 

…ドラマ自体はね、営業開発部内のメンバーのキャラをもっと立たせたら、もっと面白かったはず。松田龍平くんしか立ってない。めちゃいい役でしたけども。

までも、家庭の不和、姑、会社の不正、てんこもりでそこまで無理かな…

 

 

 

 

 

マイ インターンをやっと観た ※ネタバレあり

さて、劇場に鑑賞しに行ったジャングルブックの上映が機器の不具合で上映が中断し、代わりにTSUTAYAで娘、息子、私の各チョイスでレンタルした映画、

一本目の息子用ベイマックスに続いて、

わたくしチョイスの

上映当時から観たかった

マイ インターン

を観ました!

マイ・インターン(吹替版)



夜中に1人こっそりと…

2015年アメリカの映画です。

 

いや、よかった!

アンハサウェイはCEOとしては可愛すぎやがな、と思いつつも、役者はみんないいです。もちろんロバートデニーロ、素晴らしいす。

ITベンチャーと、真面目な70歳インターンという組み合わせは、愉快。

 

アンがね、旦那と子持ちなんですね。

旦那さんがハウスハズバンドしてくれるんですが…やっぱりなー!

浮気しちゃうんですねー、はいー( ;´Д`)

逆を考えるとね。あるなあと。例えば夫が社長で、家庭を顧みず、妻が不倫もある話なわけで。

 

ほかにも専業主婦ママたちとの確執とかね。

2015年でこれだから。てアンのセリフは、グッときました(涙) 

 

でね、インターンデニーロが、めちゃめちゃ助けてくれます。

 

でも、監督が特典映像で語っていたように、デニーロが優秀だからとかそういうことではなくて、年齢差を超えた友情なんですよ、やっぱり。この映画の大切な要素は。

 

それは、アンがCEOを外部から選ぶことを迫られて悩み、最後にデニーロに相談して、デニーロが言うセリフが全てを表していると、わたしは思います。

 

アンが、商品の包装にまで、お客様の視点でこだわる人だから、工場のスタッフに直接指導する社長だから、デニーロはアンを助けたわけで、信頼関係が生まれたわけです。

 

この映画の良いところは、ただテーマをストーリーで追うのではなく、アンが仕事をきちんとしている点にあると、私は思っています。

 

これまで、キャリアウーマンのドラマには、その視点が抜けていることがある、と私は思ってました。大好きなsatcでさえ、一体キャリーはそこまでの稼げる仕事をいつどこでこなしているのか?まーライティングしてるぽい場面はあるけど、ちょっぴりお気楽に描かれてはいまいか?という不満はありました。

 

マイインターンのアンハサウェイは、仕事しまくりだし、トラブりまくりだし、プレイヤーやしマネジャーやし、みるからに大変そうだし疲れています。

 現クールのドラマ 営業部長 吉良奈津子もそうです。

それに比べて、鈴木保奈美さんのノンママ白書は、仕事してる感が希薄だから、なんかノれない( ;´Д`)

演出やシナリオや役者さんが昭和とかバブリーとか、そんなんじゃなく、仕事する話なら、まず前提に、年齢やら会社の人間関係やらより、仕事で悩んでるべきやろと思てまうのです。

 

てなわけで、マイ インターンはよくできていたし、監督のきめ細やかな感じが好感がもてました!働くお母さん、必見やと思います!