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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

おやじの幸せ -自由とは2

世のお父さんたちにとって幸せってなんですか。

 

 

うちのおやじさんが亡くなって早いものでもうすぐ4年。

今更ながら気づいたことがあります。

 

うちの親父さんは私たち子供が子供だった頃、かれこれ40年の昔、当時にしてはまあまあ子育てに参加するタイプでした。

 

春夏秋冬、毎シーズンいろんなところに連れて行ってくれたし、休み返上で行事にも積極的に参加したし。

 

夫婦で同じ職業で基本共働き家庭で、日常の子供のお世話におばあちゃんのサポートがあり、両親ともにがっつり仕事ができていた面も大いにあります。

 

だけど旅行やキャンプみたいに特別な時だけじゃなく、晩ごはんだったり、夏休みの宿題だったり、だいたいの思い出にはおやじさんはいるしよく話もしました。

 

でも私が中学に上がった頃、おやじさんは子育て中心から仕事中心に切り替えたんですね。

何故か。

今はもう本人に聞けないし本当のところは分からないけど、基本的に社会や人のために生きてきた人なので、多分周りから依頼されて重い役目をやらないといけなくなったり、自分でもそっちにシフトしよかなとかだったり、世の中全体が景気が悪くなってきたり、タイミングがその時期だったんだと思います。

 

でもそれからは親父さんは気難し屋になりました(*´ー`*)

 

で、晩年。がんの闘病も終わりを迎えるころ、「お父さんは人生に悔いはない。やり残したことはない」と言いだしました。

それは残されるものには、とても良い遺言?でした。

でも、ほんまか?と私は思いました。またええカッコしてからに、と…(ひどい娘w)

 

だから「お父さんは自分の人生でいつがいちばん幸せだったん?」ときいたんです。

 

そしたら「あんたら(子供たち)が子供のころがいちばん幸せだった」と即答されました。

つまりおやじさんが子育てをいちばんやってたころ。

 

私はめちゃくちゃ意外で、「他にないの?」と聞いたら「ない」と。

 

確かに親父さんは早くに両親亡くしてるし、自分の家族好きなんやろなとは思ってたんですが、仕事人間になってからは私も思春期だしあんまり話もしなくなったし、てかケンカはしたけど、あんまり家族を見ていない気がしていました。はっきり言えば私はおやじさんがすごい嫌いな時期が長くありました。

 

でもアルバムみても私たちが子供の頃の写真に映るおやじさんはいきいきしてる。疲れた顔じゃなく、気難しい顔でもなく、こんないきいきした顔する人やったんや…気づかなかったです。

 

で今振り返ると、そういうことか!と。

自分の役割に誇りを持っていただろうし仕事で残したもの、培ったものも少なからずあって、お葬式でもたくさんの仲間が来てくれて別れを惜しんでくれたし、でも仕事でもなく、仕事終わりのビールでもなく、早く帰った日のナイターでもなく(タイガースファン)、

おやじさんの幸せは、私ら子供と過ごした子育ての時間にあったのか。70年生きたうちの12〜3年くらいやけどな。

 

 

だから、世のお父さんたちも子育てには、積極的に参加した方がいいです。

出来るだけ早く、出来るだけたくさん、出来るだけ長く。

子供のためじゃない。

それが自分にとっての幸せだから。

 

そしてそれがどんなお父さんでも出来る世の中にならないかんね、親父さん(*´-`)