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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

ついに来たか…

 

 

ついに来ました。

子育ての超難関部門の最高峰にさんぜんと輝き、怪奇にして摩訶不思議。

誰もが戸惑い、困惑し、サジを投げ出しがちな、例のアレが。

 

そう、アレです。

性教育です(´∀`*)

 

そんなもん学校で習ってんだろー、と私がタカを括らなかった理由は、

自分が子供の頃、結構困った記憶があるのと、今のネット社会で、正しい見方を持つこと、リテラシー大事ね、てのを強く思うのと、

あと娘は同性だからともかく、息子にどう教えればいいか、早いうちに考えとかんとなあと思ったからです。

 

しかしです。四十路にして未知の初体験しないといけない訳でして、何をどうしたらハズキルーペの使い方以上にナゾな難問をクリアできるか。

 

で、読んだのがこの「おうち性教育はじめます」です。

めっちゃ勉強なりました!

マンガスタイルで、私みたいな、どうすりゃいいの?視点で描いてくれていて、入りやすかったし。

 

ポイントは、アレですね。

自分の身体を大事に扱う感覚をきちんと持っておくこと。

2、3歳からはじめとかな、いかんかった、と…。

え…手遅れ?いやでも、10歳にして、まだ2歳みたいなぼんやり具合だから今からでも間に合うって!

 

と無理くり良しとして、

子供からの「なんでおちんちんついてるの」的なカラダの不思議を笑いでごまかさず、てか質問こそがチャンスらしく、とっても大事な質問として捉えて「男女で身体が違うんだよ」ってことをちゃんと説明する。

 

そして、小学校くらいからは、犯罪防止に備えることと、自分は大事な存在なんだと感じられるように、下着で隠れる部分は人にかんたんに見せたり触らせちゃいけないという感覚を持つこと。

 

ただ親子のスキンシップは子育ての中で愛着や愛情を直に感じる大事な部分でもあるから、そこは線引きしましょうと。でもまあ高学年くらいからは、自分の子でも勝手に?触っちゃなんねーよと。

 

でもまだまだハグするしなぁ…

クレヨンしんちゃんの影響から、すぐ尻出すし…

風呂から裸で出て走り回ってるし。

未だ、うんこ、ちんちん、叫んでるし…

 

ということで、風呂上がりは洗面所でせめて下着はつける、ケツ出さない、などを注意するようにしました。

 

まあこのあたりなんかは初級ですよ。

問題は…この発言ですよ。

「学校で、寝てる時に白いドロッとしたやつがちんちんから出るって聞いたけど、白いドロッとしたやつって何なん?」

_:(´ཀ`」 ∠):

で、うまい答え方が全く思いつかず、高らかに笑ってごまかす母。かろうじて「また、ちゃんと話すから」とだけは言っときました…

 

そして本書を読むに至った訳でありますが、

本書では、同性から説明するのが良いらしく、ならばパパから、と促してみたものの、生返事で全くやる気配なく。

 

仕方なく、この本を片手に「おちんちんはペニスちゅーんですね。でペニスに血液が集まるとかたくなり、精子ちゅー赤ちゃんの素が出てきます。それが白いどろっとしたやつです。寝てるときに出る場合もあるので、その時は速やかに洗面所でパンツを洗い、洗濯機に入れとけば大丈夫!!!って書いてあるから」

的に伝えました。この"後の対処法"がミソだなと。

で、分かった?と聞くと、息子「半分分からんけど、パンツ洗えばいいねんな」と( ̄^ ̄)ゞ

 

これは成功ですか、失敗ですか…

 

そんなエピソードがあった訳ですが、あともう少し大きくなったら、もっと様々な難問に取り組まねばならぬ訳で、さあどうしたモノかです。

 

そもそも、性教育って日本じゃすごいタブー視されてるなぁと。そんなんをオープンに話す家族は稀でしょうし、変わってる、という感じなんかなと。

 

恥ずかしいとか後ろめたいことという、意識の植え付け具合がすごい。私自身、書くのちょいためらいましたし。

なかなかリテラシーアバンギャルドに進化していかないのは、そういう深い深い日本の「恥」の因習があるからなんでしょうか。

 

 

生物学的な説明だけじゃ全部うまくは説明できてないし、子供もなかなか素直に聞かなくなる、話し合いしにくくなるのは、娘バージョンで理解しているので、それを踏まえた上で

恥ずかしいとかより絶対大事な事として

しっかりこれだけは理解しておいて欲しいと思うのは

 

性は個性であり、自分の大切な一部であり、自分で守る必要があること。

それと同じに他人の性も大事なんだよ、ってこと。

 

やっぱり学校の授業だけじゃ伝わらないよね。。

私自身、そっか!性教育はそーゆー「自分を好きになる」の基本なんだな!と割と目からウロコでした。

 

本書では、性のリテラシーの低さが女性側のリスクを高めること、支配としての性、ジェンダーについても触れていて、軽く読める割に内容は深くて、本質もきちんと突いています。

 

愛情表現は多様であること。

男はこう、女はこうという固定観念やメディアを鵜呑みにしないこと。

 

LGBTも、今はマイノリティだけじゃなくマジョリティ含んだ

SOGI=Sexual Orientation & Gender Identity 

ソジ

と言うんだそう。

ほう〜(´∀`*)

 

子育ての超難関は、そう言った問題の根底にあって、まあまあ周りの大人がちゃんと小出しに伝えていくことが大切だと感じました。

徐々に。

ゆっくり。

でよろしくお願いします…。・゜・(ノД`)・゜・。

 

 

追記

その後、パパときちんと相談し、時が来れば?息子にはパパから話すことになりました。

パパが不在の場合は、親戚のおっちゃんや、まあ誰かしら大人の男性が良いらしいですー

それもない場合は、お母さん自らで私は全然ありかなと(*´∇`*)