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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

よそ者が世界を前進させる/ネタバレあり

 

スポットライト 世紀のスクープ (吹替版)

スポットライト 世紀のスクープ (吹替版)

  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: Prime Video
 

 

プライムビデオで吹き替え版を無料視聴しました。

観よう観ようとなかなかチャンスなく、やっと観ました。

面白かったです。

 

ボストンのメディアが、教会の神父による子供への性的虐待を暴くという2002年に実際にあったスクープをベースにした作品です。

 

ボストン・グローブという新聞社の4人だけで構成された特集記事担当ターム、スポットライトの軌跡です。

 

最初はいち神父の犯罪行為に過ぎなかった(それはそれで重罪だけど)問題が、探るうちに、多くの性的虐待カトリック教会そのものによる隠匿の事実が明るみになっていきます。

 

ボストンというコミュニティを盾に教会には逆らうなともとれる友人からの助言に

 

マイケルキートン

「有力者の圧力に屈しなければ、街中を敵に回すということか」

 

という切り返しにはしびれました(=´∀`)人(´∀`=)

 

不可侵だった世界に斬り込むには勇気と強い意志が必要ですが、やはりそこはジャーナリストだなとしびれると同時に、新聞記者のブラックな環境もしみじみ思うことであり。

 

後で調べたんですが、スポットライトの4人は、このスクープ報道でピューリッツァー賞を取っています。

 

この神父による小児性虐待事件は、そもそもマイアミから来た局長がスポットライトチームに持ちかけたのが発端です。

 

知らなかったですがボストンってニューヨークよりちょい上にあるアメリカの大都市なわけですが、なかなか保守的なんですね。強い地元愛と表裏一体に、外部から来た人間を「よそ者」という感覚で排他的に扱うのが全編通して描かれていて、自由の国アメリカにも限界があるんだなぁ、都会だろうと田舎だろうと、そもそも移民の国のアメリカだろうと排他的な面はあるのかもと驚きました。

 

ボストン調べたら、歴史が古い都市らしく、人口は約66万人。

東京の足立区くらいの人口です。

 

LGBT割合が高く、大学やIT系企業も多数あるみたいでなかなか進歩的なように思えるんですが〜

 

あと日本ではアメリカやヨーロッパみたいにキリスト教など宗教が生活に根付いている訳ではないので、その感覚もまた違うんかなと思いました。

 

ただまあ、どこでも保守的な面はあるんだろうし、外からの異物、異端が混ざることでレボリューションやイノベーションが起きるのも世の習いなので、多角的な視野が必要なメディアは特に

 

外からの目

 

というのがとても大事なことなんだと思います。