かつて、そう20年も前の私にとって、音楽は毎日を乗り切るのに、欠かせないものでした。
中学生時代は、ビートルズに出会いました。それ意外には取り立てて特筆すべき趣味はなく、時代時代に、一世を風靡した音楽聴いてました。
ちなみに夫は最近、ナゼかはわからないけど、一世風靡セピアの『汚れちまった悲しみに』をよく口ずさんでいます。
いろいろありはするものの、ライブに行ったりするほどのハマる出会いはそんなになくて、最終ビートルズなんかな、と思う。
とゆーかジョンレノン。
とはいえ、語るほどの知識や深みはなくて、好きな人が行き着く6070年代の派生音楽を聴いたり、ギターやバンドを始めたりもしなかった。だからといって、無駄だったとは思わないし、今でも、やっぱり私にはビートルズが頂点だし、ビートルズに出会った時のぎゃー♪O(≧∇≦)O♪とゆー衝撃はいまも覚えてます。そんなん、中学生の時以来ないけど。振り返れば大したことまったくないな…いやでも音楽聞いてたんすよ。毎日。とにかく。必要だった。
そして、30歳を前後にここ10年くらい、私のライフに音楽は、ほぼなくなったんです。
びっくりするくらい、音楽が生活に、ない。
自転車でもバスでも電車でもウォークマンで音楽聞いていた、あの頃がなんか不思議なくらい。
No music no life
とか、フツーに、んなこたない。音楽なしで生きています。
家で原稿を書くときにFM802を付けるクセはあるが、BGMであり、テレビを見もしないのに寂しいから付けてるみたいなもんです。
それが、よいか悪いかは分からないし、問題じゃないんだけれどもね。
歳を取ってもうたんやね、と…
そうゆうことなんかな、と、ふと思ってみました。
で、それが結論ではなくて、
何が言いたいかとゆーと、最近、
音楽が生活に戻り始めたんです。と。
それは、娘がもたらしました。
ピアノを習っている娘の発表会の練習に付き合い出した( ̄▽ ̄)
その曲がね、エンターテイナーてゆーんだけども、めっちゃ音の数少ないのに、楽曲として、カンペキでなんか感動したんですよ。
子ども向けのアレンジだから、もちろんそうなんだけど、それにしても、クラシックの中では明るくて楽しくてステキな楽曲なんです。弾いてて楽しくて。
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20世紀初頭に活躍した作者のスコットジョプリンは、27歳の時にエンターティナーを作曲。
お父さんは奴隷経験があり、アフリカ系アメリカ人がまだまだ生きにくい時代に、音楽の才能を伸ばしラグタイムというジャンルを生み出した立役者だったんだけど、存命中は、あまり陽の目を見なかったみたい。
で、時を経て1970年代、ジョプリンのエンターティナーが脚光を浴びるきっかけとなったのが、『スティング』とゆー映画なんです。
いや、正直、スティングを未だ見ていないですが、くしくも、以前、見たい映画候補として、TSUTAYAでレンタルして、DVDに録ってたんです!偶然のステキさ!
で、まだ見てない。エンターティナー、聞けば知ってる曲です。ああ!知ってる!てうなずいてもらえます。
9歳の娘に自分が弾く曲のバックボーンとかコンテクストとかは、まだ多分あまり重要じゃない。
けど、私には、偶然出会った音楽が、単純に娘の練習に付き合って弾いてみて、楽しくなっちゃったよ、て曲が、アメリカの歴史とか映画史に足跡を残すような、ストーリーを持っていたとゆー感動があったんでございます。
歳を取って、人生に音楽がなくなったわけじゃなく、出会い方が変わっただけなのかもしれません。