「楽園のカンヴァス」原田マハ
新潮文庫 2014
原田マハさんは何冊か読んでいますが、これがいちばん面白かったです。
「風のマジム」「本日はお日柄もよく」と、あと「カフーを待ちわびて」は映画を見た気がする(うろ覚え)。
美術館に勤めていた原田マハさんの真骨頂は実は美術、アートものにあったんですね。
そもそも叔母に勧められて読んだだけの2冊で、多作で幅広いからしょっちゅう名前は聞くけど、恥ずかしながら知らなかったです。
だからかやっぱり「楽園のカンヴァス」は、その2冊より、断然面白い!
主人公がアメリカ人男性なのも、日本の作家でなかなか珍しいだろうし、ニューヨークのMoMAのキュレーターっていう設定も海外の小説みたいでおっしゃれ( ´∀`)
でもそんな私的ミーハーな部分より何より、アンリ・ルソーという画家はじめ、ピカソやエル・グレコやら有名な画家の作品が出てきて、めっちゃ見てみたくなりました。
物語はアンリ・ルソーにまつわる内容だから、ルソーの絵に俄然興味が湧きました。表紙がルソーの「夢」なんですが、表紙チラチラ見ながら読むなんて、初めての体験です🙄
でもピカソって、子供の頃によく見ていた、家にあった画集の印象でも、なんとなくこの人はただ者じゃない…てのが感じ取れたけど、1900年頃からすでに、ただ者じゃなかったのが分かりました( ´△`)
次はこれ読もうかな♫
それとやっぱりMoMA、行きたい♩
ピカソ画集
ルソー画集