tsubatarouのブログ

仕事と育児と、いろいろ。

働く女子と罪悪感

 

 

アエラ編集長は、やっぱスゴいっす。

働く女子と罪悪感: 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる (単行本)

 

 

まず、女子が働く上での小さな出来事にたくさん共感できました。

特に、よくぞ言葉として発信してくれた!というのが、

 

タバコ部屋。 

 

これほんま、うちの会社もそうで、ザ男の世界です。

で、このタバコ部屋で繋がっていくんですよ。人間関係や仕事が。

 

私も最初はまさかそんなことで会社が回ってるわけない…と思ってたけど、ガチです。

 

飲みニケーションと同じ。飲み会に参加しづらい子育て女子の問題と同じで、私なんかは、ランチすら時間なくて行けなかったりします。残業できない身としては、昼に1時間確保するのがなかなか難しいです。

とはいえ、だからこそランチはやっぱいろいろな人とつながる働く女子のチャンスだとは思う!

あと、子持ち女子は飲み会に参加しにくいけど、子持ち男子はその対象じゃあないっていう、よくある話だけど疑問視されない当たり前の図式にも、疑問が広がって欲しいです(^.^)

 

あと、ハマケイさんが28年間活躍した朝日新聞社というのは、てか新聞記者って、メディアの中でもおそらく体育会系の要素が根強い、ザ男の世界のイメージじゃないすか?

 

ハマケイさんが、文中で何度も使っている、夜討ち朝駆け してなんぼな世界なわけです。要は労働時間が長くて体力勝負な世界です。

 

なんのなんの。小さなメディア(に見せた営業会社)で働く私の周りにも同じように感じられることが多々あります。

そもそも人海戦術で利益を上げている限り、残業できる人が評価されやすいのは当然とも言えます。労働時間が長いほど売り上げにつながるし、イノベーションを起こすよりトップダウンに対して従順であることが大事になります。組織にそんな風潮があれば、残業できない子持ち女子の評価も当然低いし、ボトムからの意見や提案も不必要なのかもしれません。

 

生産性じゃない。労働時間評価。でもそれって19世紀の資本主義です。18世紀か?

 

今、同時にドラッカーを読んでるんですが、ドラッカーいわく、20世紀に資本主義が発展したのは、教育があったからだと。人並みな暮らしが当たり前にできるまでに、たくさんの労働者が教育され知識を獲得し生産性が飛躍したからと。兎にも角にも、労働力や時間をかけずに高い生産性を作り出す、「知識」に価値が置かれる時代になった。これからもどんどん発展するわけですよ。生産性が。知識が。人工知能が。もう人は働く必要すらなくなってベーシックインカムせなあかんのか?てな議論までされてる時代。

 

これは、残業できない子持ち女子だけの問題じゃないと思うし、今の若い人たちは、40代以上よりずっと柔軟で、働き方の選択肢があって当然、前提で考える人も多いとも思うけど、未だに生産性や多様性によって、利益や商品・企業価値を上げていく仕組みにはなっていない(思えない)会社なんかも、たっくさんあるんだと思います。

 

あんだけ国やメディアがやいやい言って、意識レベルが全体には上がっても、実情に落とし込めてないことたくさんあるだろうな、と。

だけど、少しずつは企業のあり方も変わってきているのでしょう。若い人が頑張ってるベンチャービジネスの記事とかを読んでたら、あ、すごく変わってきてる、と思います。共感できるし、実際に実現まで落とし込んでて、マネできる部分たくさんあります。

 

社会は本当に不思議です。

 

表題の 罪悪感 とはなんのことだろう?と思って読んでいたんですが。

ハマケイさんは、私より10歳上の世代です。

今よりずっと少数派だったキャリアある女性は、ハマケイさんいわく男女雇用機会均等法世代は、20〜30代のころ、均等法はまだ始まったばかりで制度も整備されてなくて、家庭や子を持たずに仕事に邁進するか、持ってもハマケイさんみたいに、子育ても家庭のことも他力に100%任せる環境ありき、ていうのがスタンダードでした。

それが、今のアラフォーは違ってて制度としては既にあるけど、実際には周りの意識は変わってない、いざ両立となると大変だし、子供と仕事を天秤にかけて精神的な辛さが生まれてる、

その両立の罪悪感、主に子供に向けた罪悪感がある、って話です。

いや、違うな。

母として、妻として、社会的にイメージされている理想像に追いつけない罪悪感だな。

 

逆にハマケイさん達、均等法世代は仕事100でやってくことに罪悪感がないそうな。

なんと。

フレッシュな発見でした。

 

でも思春期を迎える我が子とのやりとりの中で、仕事100では乗り越えられない、アラフォー達が悩む「罪悪感」に気づいたそうです。

 

気づいたのか!

これも変なダブルスタンダードってか、世間からの母たる理想像が未だ跋扈してる、同時に国や社会全体の波としてある、一億総活躍による女性の社会進出が、ぶつかってるんですよね。

 

そんなことをハマケイさんは自身の仕事を通した人生を語りながら伝えています。

 

でも私が一番身につまされたのは、働く女性の自信のなさについての部分。

マネージャーになりたがらない女性が多いそうですが、女性は自己評価が低いのが原因のひとつにあるそうです。私も自己評価低めだと自覚しています。

 

その理由のひとつに若い頃からのチャレンジ経験の少なさがあるんじゃないかと。

というのも女性は上司からの指令や仕事内容の選択時に安全な方を選ばれてしまいやすい、自分も男性を押しのけてまで前に出ない、結果、スタートアップや新規事業、また難しい仕事を乗り越える経験値が少ない、てことです。

 

なるほど。いやまさにその通り!

 

今一歩ライターとして自信持って、ハマケイさんみたいにぐいぐいいけないのはもうそれに尽きる!

その上私は学歴がないからそのコンプレックスも多分にあります。。

てかアタマの作りが、もはや別生物なんだけど。

 

 

は!ネガティヴワールド!

具体的な自己評価の見直しは必要すね。

足りないなら、じゃ、今からでも経験積めよと。

 

 

 

このハマケイさんの本、私は表題が少し違っても良かったんじゃないかな、と。

この表題だと読む人が働く女子に限定されてしまうのでは。男性にぜひ読んでほしいのに…(*´Д`*)

ハマケイさんの記者時代やアエラ時代の経験やエピソードは、「働く女子」の枠を超えて、とっても面白いし、メディアビジネスの教科書としても役立つはず。だからもっと幅広い人に読んでもらえるはずなんすよ。

 

あえて、なんでしょね。。残念。でもこのタイトルだからこそ自分も読んだわけだしな。

 

とにかくも、ハマケイさん、リスペクトできる働く女子のお一人です!

はー、すごいわぁ〜ハマケイさん(*´◒`*)(すぐ人に惚れる)

 

浜田敬子
働く女性
男女雇用機会均等法
ジェンダー
働き方