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子育てと正社員の両立にぎりぎりな40代の母(映画・読書・日々のこと)

子育てしながら正社員として仕事しています。40代の母のブログです。コピーライター、読書、映画、プライムビデオ。育児の悩みや仕事の悩み、広告、マーケティング、家族のこと、ふと思うことを綴ります。

子育てしながら仕事をしていることで、得られることとは。

ドラマ 営業部長 吉良奈津子

最終回でした。

 

パパの原田泰造が、仕事も育児も中途半端だったと辞表を出したママの松嶋菜々子に語った、最後のセリフ。

 

仕事していることで、確かに息子にさびしい思いをさせていることもある。

でも、仕事していることで、息子に教えてやれることもたくさんあるんじゃないか。

 

これで、3週間くらいは、元気に乗り越えられそう(涙)

 

結局ここなんすよ。お母さんが気にしているのは。子供にとって、お母さんが働くことが、なんの価値があるのか。経済的な問題をおいて、自分の生きがいややりがいもおいて、ただ子供にさびしい思いをさせているだけだったら、それは本当に価値あることなのか。

 

ポイントは、「たくさん」。たくさん、すよ。1個2個ちゃう!

 

これはね、お父さんが仕事している価値にもつながると思います。

経済的な問題は、もちろんあるんですけど、それとは別に、いつかは自立して巣立つ子供に、親が一生懸命に働く姿を見せるのはとても大事だと思います。子供に、親は一生懸命頑張ってるんやな、と感じてもらうことも、生きていくのって一筋縄ではいかないんだな、と感じてもらうことも、欲を言えば、両親が2人で協力して支えあって家族作ってるから私は今、あるんだ、という仕組みを認識してもらえれば、万々歳。

 

それがなかなかね、難しいんですが。。親も人間だから、て部分もね、16歳くらいになれば分かってほしいやね…  

 

ともかく私は自分の母親とは全く違う仕事だけど、大人になって振り返ってみたら、やっぱり長いあいだ仕事持って働いてきたお母さんからの影響はものすごく大きいし、母が男女平等な環境でバリバリ仕事してきたことは尊敬する部分でもあります。

 

かっこいいな、てフツーに思うし。

もちろん、母が、多忙なことから、主婦業が不出来だったり、母としてちょっぴり至らないな、てことも多々あったわけで、未だ、ああはなりたくないやな〜〜(´・_・`)なんて思う部分も正直あります。

 

母は基本厳しかったし、忙しくしてて、なんでも話せていつも笑顔で世話してくれるような、世の優しいお母さん像と違うことで、自分が初めて妊娠した時に、自分なんかが親になれるのか、卑屈になりもしたし、それを母にぶつけたこともあります。

そういった自分のアイデンティティへの問いかけ作業みたいなことも、多分、自分の子供もするのかもしれない。

 

なんにしろ、そうやって母も悩んでいたかもしれないし(見た感じ、未だ全く悩んでなさそうだけど)

 

今になってみれば、仕事を持たず主婦業に専念するという選択が女性にあることを理解した上では、というかそんな女性が多数いて、一般的には、少なからず、未だ、母というものが社会で仕事をすることを良しと思わない風潮すらある現実のなかで、私の母は、よく頑張ってきたなー、と。もちろん父が、女性の社会進出に肯定的だったというか、同志みたいな感じだから、かつ私のおばあちゃん=母の実母と同居していて、おばあちゃんに家事ほとんどを任せれたから、ていう、恵まれた環境ではあったわけですが。

 

それでも、大変だったんだな、と、同じ立場になってようやく分かることもほんとたくさんあります。

すぐには分からないんですよ。

 

 

だから、私の子供がオトナになったときに、自分の家族を持ったときに、オカンも、オトンも頑張ってたんやなー、自分も頑張ってみよかー、て思ってもらえたら嬉しいです。そのために、私はくじけながらも働いていく!

 

…ドラマ自体はね、営業開発部内のメンバーのキャラをもっと立たせたら、もっと面白かったはず。松田龍平くんしか立ってない。めちゃいい役でしたけども。

までも、家庭の不和、姑、会社の不正、てんこもりでそこまで無理かな…

 

 

 

 

 

マイ インターンをやっと観た ※ネタバレあり

さて、劇場に鑑賞しに行ったジャングルブックの上映が機器の不具合で上映が中断し、代わりにTSUTAYAで娘、息子、私の各チョイスでレンタルした映画、

一本目の息子用ベイマックスに続いて、

わたくしチョイスの

上映当時から観たかった

マイ インターン

を観ました!

マイ・インターン(吹替版)



夜中に1人こっそりと…

2015年アメリカの映画です。

 

いや、よかった!

アンハサウェイはCEOとしては可愛すぎやがな、と思いつつも、役者はみんないいです。もちろんロバートデニーロ、素晴らしいす。

ITベンチャーと、真面目な70歳インターンという組み合わせは、愉快。

 

アンがね、旦那と子持ちなんですね。

旦那さんがハウスハズバンドしてくれるんですが…やっぱりなー!

浮気しちゃうんですねー、はいー( ;´Д`)

逆を考えるとね。あるなあと。例えば夫が社長で、家庭を顧みず、妻が不倫もある話なわけで。

 

ほかにも専業主婦ママたちとの確執とかね。

2015年でこれだから。てアンのセリフは、グッときました(涙) 

 

でね、インターンデニーロが、めちゃめちゃ助けてくれます。

 

でも、監督が特典映像で語っていたように、デニーロが優秀だからとかそういうことではなくて、年齢差を超えた友情なんですよ、やっぱり。この映画の大切な要素は。

 

それは、アンがCEOを外部から選ぶことを迫られて悩み、最後にデニーロに相談して、デニーロが言うセリフが全てを表していると、わたしは思います。

 

アンが、商品の包装にまで、お客様の視点でこだわる人だから、工場のスタッフに直接指導する社長だから、デニーロはアンを助けたわけで、信頼関係が生まれたわけです。

 

この映画の良いところは、ただテーマをストーリーで追うのではなく、アンが仕事をきちんとしている点にあると、私は思っています。

 

これまで、キャリアウーマンのドラマには、その視点が抜けていることがある、と私は思ってました。大好きなsatcでさえ、一体キャリーはそこまでの稼げる仕事をいつどこでこなしているのか?まーライティングしてるぽい場面はあるけど、ちょっぴりお気楽に描かれてはいまいか?という不満はありました。

 

マイインターンのアンハサウェイは、仕事しまくりだし、トラブりまくりだし、プレイヤーやしマネジャーやし、みるからに大変そうだし疲れています。

 現クールのドラマ 営業部長 吉良奈津子もそうです。

それに比べて、鈴木保奈美さんのノンママ白書は、仕事してる感が希薄だから、なんかノれない( ;´Д`)

演出やシナリオや役者さんが昭和とかバブリーとか、そんなんじゃなく、仕事する話なら、まず前提に、年齢やら会社の人間関係やらより、仕事で悩んでるべきやろと思てまうのです。

 

てなわけで、マイ インターンはよくできていたし、監督のきめ細やかな感じが好感がもてました!働くお母さん、必見やと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生初の映画館ハプニングと TSUTAYA

娘と夏休み最後の日に、有給とって、ジャングルブックを見に行きましたらば、

1時間過ぎたあたり、モーグリがサルにさらわれた直後、投影機というのでしょうか、映像が狂い、止まってしまいました!

こんなの初めて!

結局、復旧せず、払い戻しと招待券を配られ終了。はー…。

映画見てる途中で、予期せず中断されるのは、やっぱり残念でした。

どんだけ残念かというと、ジェットコースターに乗っかって今まさに落ちてく〜〜と思っていたら、一瞬で茶の間にいた、みたいなくらいでしょうか。

 

ま、でも期間中ならなんでも観れる招待券ももらったし、帰りにTSUTAYAにでも寄ってなんか借りよーぜ、てことで残念がりながらもいい思い出にある意味なりました。

 

TSUTAYAでは、ポイントを使って準新作を無料で借りられたし!

ポイントは近所の薬局と会社のランチご用達のファミリーマート利用でたまってました。2,500円くらい。わー、やったやった!Tポイントカードをマメに出しとくもんだな。

TSUTAYAってつくづくすごいなー、消費のインフラ作ってるな〜と。

 

娘、息子、私それぞれのものをチョイスしたなかで、早速みたのが、息子用のベイマックス。2014年ディズニー作品。

ベイマックス (吹替版)



息子は、ミニオンズで泣き、ファインディングドリー鑑賞の準備として借りてきたファインディングニモを、怖いから観たくないと騒いで途中で消させる、よく分からない感性の持ち主。まあ確かに、しゃべる魚の物語はある意味不気味だけど。

 

ベイマックスでやろかな…( ;´Д`)と不安ななか観てみると、面白かったらしく、ホッとしました。

途中のベイマックスのおちゃめな動きにはケラケラ笑ってましたよ。

ロボットは好きだから、よかったんでしょうか。メカメカしい映像は抵抗がない彼に比べ、私はメカメカ映像、あまり好きじゃないけど。

でもベイマックスは、メカ映画のなかでは見やすかったです。ベイマックス、フォルムがとてもかわいくて、欲しい!と思いました。

外枠はビニール製なんすね…。

オチがあーいつものパターンやなー、もういらんなー、という、ディズニーアニメの王道だったのがイマイチだったけど、娘も喜んでたし、子供はよかったみたい。

 

ということで、ジャングルブックから、ベイマックスに変わりましたが、夏休み最後の家族映画鑑賞でした。しかしどれもこれもディズニーやな…。

 招待券で何を観に行くかが問題だ。

 

今期のドラマ

リオ オリンピックが終わります。

なんやかやと、見れなかったなー。

ライブで見れない、朝はバタバタして仕事いくし見れない。たまにやってたら、ついつい見てしまい、面白かったけど。メダルに関わらず。


録画では見たくない〜

録画で見てよいのはドラマとマツコとクレージージャーニーくらい。てことで、ドラマ評をしたいと思います!


私的に面白いドラマランキング

1位 営業部長 吉良奈津子

2位  グレイスランド

3位  初めまして、愛しています

4位  HOPE


ダントツで、吉良奈津子す!

ふつーに話が面白い上に、山下達郎です(≧∇≦)

松嶋菜々子さん、好きじゃなかったけど、キレイです。衣装もステキ。髪型も似合う。

吉良奈津子の偉そうな感じや、迷いない感じや、頑張ってる感じ全部、いい!

仕事育児家事の両立の大変さは、もちろん共感です。

働くお母さんは、健気であるべき?な閉鎖的な空気がなくて、偉そうな働くお母さん?がいたっていい(笑)

何かにつけ自信が持てない私には、堂々としているヒトが最近、ほんと、うらやましいす。

松田龍平くん、原田泰造とか、脇も意外と馴染んでいる。特に松田龍平くんは、かなりいい。いそういそう。実はいい奴な感じ含めて。夫とベビーシッターさんとのもしや不倫?な流れも、違和感ないけどな。

うちの旦那も、私より、ああいう家庭力ありそうな女性がいいだろなー、と思うし。


2位 グレイスランド

どこの局かも知らずたまたま録画して見始めた、アメリカドラマです。シーズン1です。

やっぱりアメリカドラマはね、なんやかやで面白いっす。FBIが、LAのビーチ沿いのセレブなエリアでシェアハウスしてるんですが、この邸宅が、ステキすぎるんです。この家を見たいがためにドラマ見てると言ってもいいくらい。

お話もさすが土壌の厚い、練りの巧みさ。てほど、緻密でもないですが、ハラハラワクワクはあり。でもグレイスランドってシーズン3で完結しちゃうみたいなんで、まだ6話くらいだけど、なんかあかんかったんか?と厳しめに見ちゃいます。やっぱり日本とはスケール違う面白さはあるんですけどねー。


3位 初めまして、愛しています

脚本、キャストがよい。これまた好きじゃなかった尾野真千子氏、なんかこのヒトがやると、シリアスにユーモアが混ざるんです。いい意味でライトになる。子役くんがまた。かわいすぎる。息子と同い年設定だから、気持ちがもう入り込んでしまいます。

で、児相の余貴美子さん。さすが。さすがとしかもう。

普通の親と比べて悩むために、養子縁組はあるんじゃない。子供が幸せに生きるために養子縁組はある。


みたいなセリフにグッときました。養子縁組だけじゃない。すべての親子に言える!


お母さん、はじめを生むよ、と真千子さんと江口夫妻がやった5歳児との出産シーン、ボロボロ泣きました。


ほか

HOPE  

頑張れ!って気持ちで毎回視聴。仕事でいい出会いが出来るって、ほんますごい幸せです。


そして誰もいなくなった

  一体どうなるのか、何が言いたいドラマなのか、ジャンルはなんやねん、すべて未知なまま最終回まで見届けようかと思っています。


好きな人がいること

多分、テーマやキャストは全然悪くないんです。桐谷美玲ちゃん、めちゃくちゃ、カワイイし、ポニーテールがすごく似合うし、山崎健人やら野村周平やらも好きな方。でもやっぱり、すれっからしの40代には、本気の共感しにくい。あと、んー、演出?キャラをもう少し振り切れば、少女漫画的な我がことで世界は回る感がなくなって、いいかなー。


せいせいするほど、愛してる

武井咲ちゃん、キレイすぎて、まぶしい!前より、痩せた?さらに表情や着こなしが洗練されてて、どんな美人さんや!って。ティファニーとのコラボも武井咲ちゃんなら、成功でしょう。


ただ、漫画原作のストーリーをググってしまい、あらすじをある程度知ってしまったら、もういいかな、と、3話までしかみていません。なかなかたくさんのドラマを全部見れないな〜。


ウシジマくん、家売るオンナ、もなかなか見れない…( ;´Д`)


けど、今期はなかなか収穫あると思います。多分私の評価は視聴率とは違うでしょう。

視聴率って誰の視聴なんでしょうか。そこに世代や性別や生活環境の偏りは絶対ないの?視聴率って別に気にしなくていいと思って見ている人もたくさんいるんではないかな〜〜ということも言いたいです。


テレビ局の方は、とにかく、視聴率に左右されての打ち切りは、よくないですので、絶対やめてください。と、思います!









寂しがりながら生きていく

海街ダイヤリーで出てきた「しらすトースト」を作って食べてみました。

めっちゃ美味いす!


私は、バタートーストにマヨとシラス、刻み海苔をのせ、お醤油たらして食べました。子どもたちも大喜びでした!


まだ海街ダイヤリーゆーてるんですかい…


最近、上の子が、なんだかちょっぴり思春期にさしかかり、成長が喜ばしい…はずだけど、反面、寂しいというか。

ちょっぴり言い合いをしただけなんですが、子どもの反論が今までよりロジカルで真っ当で、これまでオトナの屁理屈でねじ曲げてきた(あかんやん)、ママのゆーこときーとき!みたいなノリが通用せず、母折れて謝るみたいな感じになりました。

でも、ママも悪いけど、やっぱり本質を理解して欲しいねん〜〜みたいなことを、そこだけは譲りたく無いと、また理屈を並べたりして。きちんと、筋を通して話す、そして子ども相手にいなさず相手の受け止め方を配慮して、みたいな対等な雰囲気が必要になってきています。

それは成長であり、喜ばしいことです。子どもと、早く対等に話したいと思ってもきました。

だけど同時に、私から「母」というレッテルを取って、一人のオトナとして、この子に対峙した時に、私は果たして、きちんとオトナのアイデンティティを維持できるんだろか…なんて不安がむっくりわきあがってきました。そんだけダメ母だったなあ、と改めて反省。

母という立場に甘えすぎてきたんだな。。

だって子どもはお母さん好きです。

ダメ母でもなんでも、子どもはお母さんが好きだから、私は、のうのうとダメ母でいれたんです。


一人のオトナとして、ダメって思われたくねー。

うーん、むずい!


そんなこんなでとにかくも、子どもは段々母を必要としなくなってくんだな、いつか、母を離れて自分で生きていくんだな、なんて。


はい、寂しいっす。もう寂しい。


けど、私は自分の親みて、思ったことがあります。

イムグォンテク監督の、祝祭という映画を観て思ったことがあります。


親は、寂しいものなんだ。

子どもが自立することを喜ばねばならない。

離れていく寂しさを黙って受け入れなければならない。

それは、喜びだから。

それが親の務めなんだ、と。

一生一緒に生きていくことは出来ないから。

親は老い、彼らはまだまだ未来を生きていく人たちなんだから。


黙って寂しがる。それが子どもへの最大の愛情なんちゃうかなと。子どもの邪魔したらあかんもの。自分の道を生きてほしいもの。


なんて。5月末にセンチメンタル5月病になりましたかな…








家族の物語2 海街ダイヤリー

なんやかやでまだ言うんか!

…。


まだ言いたいんです。

ひとつ言えてない、家族の物語で、大事なこと。


「海街ダイヤリー」には、綾瀬はるか演じる看護師の長女がいて、銀行で窓口してる次女の長澤まさみがいて、販売員の三女の夏帆がいます。


私が思うのは、長女はやっぱり看護師なんか、と。女性の職業選択の幅が狭いなと。


「海街ダイヤリー」に感じる昭和の家族観のようなものが、私はちょっぴり苦手です。

昭和の家族のあり方を描いている作品でいうとたとえば「オールウェイズ 三丁目の夕日」が分かりやすいですが、嫌いじゃないしむしろ面白かったけど、じゃあ、あの時代はよかったね。と心から思うかというと思えないのには、理由があるのではないかと自問して。


やっぱりそれは、女性の生き方に今以上の縛りがあることだなと、しみじみ思うのです。

「海街ダイヤリー」は、女性の生き方を問うために作られた映画ではないし、「三丁目の夕日」もそうです。


でも、家族のあり方を歴史的な流れで捉えるなら、家族のあり方と女性の生き方は切っても切れないものだと思うのです。


「海街ダイヤリー」は、14年前に家を出た三姉妹の母が、ワガママなお母さんとして出てきます。大竹しのぶがワガママな感じを上手く演じてます。


でもこのお母さんは、本当にワガママなんか?父親は、外に女作ってた。お母さんは料理が下手だった。お母さんは、これと理由が示されるシーンがある訳でもないけど、いろいろあって娘たちを残して出て行った。父親が先か、お母さんが先かはいまいち分からなかったけど、とにかく子どもを捨てる母親には世間は当たりが強いです。


是枝監督の「誰も知らない」もそう。YOUが演じたあの母親は、実際ひどいです。


それはそうなんだけど、じゃ、父親はどうなのか。どこにもその追求は、ない。


子どもを捨てる母親にもそれなりの理由があり、もちろん父親にも責任はあり、でもそんな理屈を超えて、家族の物語には、時として、理屈なき母性の追求が際立つものが見られます。有無を言わさない母性性の絶対視みたいなものが。


私は現代を生きるいち母親として、昭和の家族観に見られる、その母性の絶対視が、ときどき、なんだかな〜〜しんどいな〜〜と感じてしまいます。


「海街ダイヤリー」の長女にも、ちょっぴりそんなしんどさを感じてしまいました。優しい食堂のおばちゃんにもです。


ダメ母な私の劣等感なだけかもしれませんが。


ちなみに、小津安作品に出てくる女性、描く女性像には、そういった苦手意識はなくて、むしろ原節子ステキやわ〜〜と思ってます。

小津作品は、男性もステキです。何より言葉づかいが今と違ってとても丁寧で、みんな紳士淑女に見えてきます。何が違うのかしら。

昭和への回帰願望、ではなくて、そもそもリアル昭和だから?

男性が女性を「君は」て呼ぶから?


よく分からないけど、「家族の物語」が、昭和回帰でもなく、ジェンダーを通した違和感もなく、繊細に、かつ大胆に描かれる日を、待とうかな。













公園に集う人々、海街ダイヤリー、家族のチカラ、北の国から…家族の物語を問う

老人ホームにいる祖母に会いに行きました。部屋と食堂、風呂、リハビリを往復する毎日の、90歳の祖母と、職場、自宅、保育園を往復する毎日の、アラフォーの孫のあーしとで、公園に散歩に行きました。

 

東屋があって、丸い木椅子があったので、そこで座って、ていねいに栽培されている、黄や青の花々を眺めたり、お話をしました。風がとても涼しくて気持ちよかったです。

 

何人かおじさんがいました。

みんなヒマそう。ノラ猫を撫でてるおじさんが、(猫が自分に)慣れとるやろーと話しかけてきました。

 

朝の公園には、ヒマなおじさんがいるもんなんだな。

また来よう。(おじさんには興味ないけど)

 

さて、地上波初放映を録画して、海街ダイヤリーを観ました。

海街diary



あれだな、是枝さんは、小津安二郎だな。

だって、ちゃぶ台出てきます!アングルも小津安で行くんかな、と見ていたけど、途中で話に飲み込まれ、アングルはどうでもよくなってしまいました。

で、この話、50年前の設定でも全然通用しますよ。

 「誰も知らない」そして父になる」を観たときは全然感じなかったですが、思い返せば、小津安二郎然り、

 

どちらも、家族を描く

 

という点では共通してます。

 

はあ〜〜そっちか〜〜。

と勝手に言ってますが、本当には分からないですが、どうなんでしょうかね。

 

小津安は私は好きなんで、その邪推がイヤだとかゆー訳ではなくて、むしろ、オマージュという解釈では納得いくし、小津安と同じく海外評価も高いし、別にいいもイヤもないんです。

 

ただ、なんだろ。超えてはきて欲しいかなと。50年経っている分。

 

偉そうに。

 

是枝監督ってどんな人なんだろ、とは思いました。

 

私は、「家族」をテーマにするのは結構難しいことなんじゃないかな、と思っています。

 

何故なら、多様であるくせに、ステレオタイプが浸透しすぎている分野だから。

 

実際には家族って、さまざまなスタイルやカタチや考えがあるけれども、理想とゆーか、こうあるべきという概念や、そこに期待や寓話的要素が絡み合い、固定概念が広まっていて、またそれを信じる人も少なくないように思います。

 

家族をテーマにしつつ説教くさくなく、共感もできて、新しい発見もあり、ストーリー展開も面白いと思って私が観ていたのは、最新では、日曜夜にやっていた、香取慎吾上野樹里の「家族のカタチ」というドラマです。これは、何より主人公が、まず家族が嫌いで1人で生きていきたいと考える人だった点で、私の心を鷲づかみでした。彼にとっては、家族とは自分の培ってきた世界にふみこんできて迷惑をかける存在なんです。ステキ。で、最終的には主人公は好きな人と家族を持つんですが、結論自体が家族のカタチはいろいろなんだよ。ということを言っている結論になっています。

 

古いのでは「北の国から」。「北の国から」は、半家族かな。これはねー、家族という小さな単位を超えて、というか組織や社会と個との関わり方、そこに自然や、田舎、都会でのそれぞれの生きる大変さみたいなダイナミズムが加味されて、人生の叙事詩みたいな体をなしてますから。

 

あまり上手くいってないなー、むしろ観てて腹立ってくるな、みたいなのも多いです!朝ドラとか…朝ドラ好きだけど。あまちゃんとか最近ちょっと毛色が違うのもありますが。

 

海街ダイヤリーは、普通なら物語にされやすい、おそらく波乱に満ち溢れたすずの子供時代にはあえてスポットを当てず、姉たちと出会えた「その後」を描いている訳で、多くは救いに満ちたシーンになっています。

 

これはもう主観の問題ですが、てか映画評価はすべて主観なんだろうけど、私は、綾瀬はるかの演じた1番上の姉のサチ?が、要はいい人なんだな、という結論に至りました。

 

あのヒトのチカラだな。

 

✳︎以下にネタバレあり

多分綾瀬はるかの演じた姉は30代前半くらい?その若さで、異母妹を引き取る根性と実行力。なお、本気で異母妹を可愛がり、自分の結婚も投げうちます。

 

すごい人だよ〜〜。

 

だもんで、私の感想としては、

綾瀬はるか、えらい!

につきます。世の中のお母さんがみんなこんなだったら、世の中殺伐としないで済むのに。でも現実はもっとエグいやん。

 

なんにしろ、まー悪い人がひとりも出てこない。お父さんの3人目の妻であり、すずの継母の未亡人くらい?

 

それはそれですごいな!

 

なんですけど、好きかどうかをとうと、言うほど好き。ではないかな…

 

 

世界にひとつのプレイブック(2012)

ひさーしぶりに、ツタヤに行きました!

準新作、旧作で6枚1,000円

えー準新作250円、旧作150円

3枚ずつだから、200円お得だったねー。

 

これ全部旧作だった場合、900円だから、損するんすけど。そこらへん、ツタヤ的にはカラクリがあるんでしょうか。



ほぼアニメに混じり、一枚、私のみたいやつを借りました。


ジェニファーローレンスの出てるの見たくて


世界にひとつのプレイブック


楽しみに見たのですが、感想は…⁇⁇

私洋画は若い頃は新しいのも古いのも結構見てきたし、ハリウッドは見慣れてる方だと思うんですが、アメリカと日本の文化や感覚の違いのせいかどうか分からないけど、

主人公2人の発言や行動が、ひとつも共感出来なかった。

だいたい共感力はあるかなと思ってたけど、こんなできないの珍しいです。


うつになるくらい、誰かを愛する辛さ

てゆーテーマでもないし、

いい年して働かず、親に世話になりながら、なことへのおそらく通常感じるだろう劣等感や苦悩が描かれてないし、

なんでそこまで浮気した妻を好きなのかも妻の人柄や思い出のエピソードとかもほぼないからいまいち伝わらないし、

ダンス…?イーグルス?で、賭け?なんでそーなるん?

クライマックス近くで急にジェニファーが、ダンス大会に出たいあまりに、やたらと頭がキレる提案をするのも違和感を感じます。

主人公がジェニファーを好きになっていく伏線やちょっとしたシーンみたいなのも、なんだかな〜〜的な。お遊戯会的な。


そのヒスは病気だから、じゃないでしょう。単に自己愛が過ぎるワガママでしょうとか言いたくなっちまいました。


おそらく共感できにくい背景のひとつに、アメリカと日本では、自己愛と自己嫌悪の現れ方が、もしくは表現の方法が違うからなんかな、と見ながら考えさせられました。


なんつーか、自己嫌悪や自己否定や自分に自信ない人は、街をジョギングしないと思うのね。引きこもりなら、窓ガラス割るのもわかる。でも主人公は結構アウトドアだし、人が沢山いるとこも平気だし、親に迷惑かけてる後も、うちの5歳児に似た屈託のなさすら感じるし、悩みなさそうでいいよな、くらいに見えてしまう。で、あれー?うつの人って、こんなんやっけ?いや、人によるやろけど

、アメリカではこんなんをうつと呼ぶのか?お国柄なのか?


とか悩み出して…観ながら違和感に悩み出したらもう絶対に近く、楽しめないです。


そんなこんなで正直面白くなかったですが、映画にはよくあること、また新しい感動を求めていきたいと思います。




中間管理職の哀しみ

夫と話す第5回


なんだか毎回夫の悩みを聞くはめになっている。

今回もユニバーサルスタジオの年間パスポートをいつ買うか?を話していて、んーやっぱり懸賞でチケット当てよう、旅行に行こう、その前に俺が休み取れるかが問題、有給を風邪と3日の夏休みでしか使ってない現状で、休み取りたいけど、取れるのか?休みたい、こんな会社もうイヤ、上には数字数字言われ、下からは言われ放題突き上げられる。とにかくみんなに気を遣う。俺は俳優!と思って遣り過ごそうとした時もあるけど、やっぱりしんどいまま、気を使いすぎて気が休まる時がない、たまにみんなが敵にみえる。敵に囲まれて仕事せなあかん、働くのがイヤになる、言いたいこと言えとあんたはゆーが、丸く収めたいしそれが俺の仕事だ、上に意見はするが現実数字を追うことには変わりない、誰か同じ悩みを乗り越えた人に相談したいが、そういう存在がない…ピーチクパーチク。



という話を2時間しました。

たまたま、私の上司は、夫と似たようなタイプなので、わたしの上司も似た感じだよと話すと、その上司に優しくしてあげて…と言われました。。なんなんか。


私自身は、会社という組織でマネージャー職をしたことがないので、実際にその苦しみは分かりません。

ただただ、マネージャーなんかやるもんじゃないなと思うばかりです。


絶対やだな。


何が楽しくて仕事してんだろか。


ただ、最後に夫は、言いました。

いつか、自分がいまの仕事から離れた時、いい経験したなとは思うんやろな、と。


そうか。マネージャーは、人間みがきなんだな。


夫は時々、一体自分が何をしたいのか、どうしたいのか、どうすべきなのか、訳が分からなくなる時があるそうです。


夫は、己の未熟さを目の当たりにして、もがいてるんだなと。


それを私はちょっとだけ、ステキやなと思いました。ちょっとだけ。




欲しいものと欲しくないものは、知っておきたい

いつだって、終わりは始まりのとき。

40年生きてきて、感動することもあるし、これまでにないことに挑戦したり、新しい発見をすることもあります。


それをていねーいに扱うことで、自分と向き合えるかもしれない。


いや最近、ちょっとだけ、前より生きやすくなってますよ。

多分、嫌われてもいいと、前より少し思えるから。


自分の欲しいものが分かってきたから。


私は、マイホームには本当に興味がない。
いらない。

あと、フツーの仲良し家族もいらない。

でも今まで、そう言えなかった。なんでか?

そーゆーイメージを膨らませる環境があるからだ。あと、人と同じでいたいから。

私が欲しいのは、
なんにもしない時間。
まんが。
本。
美味しいもの。
仕事。
子供たち。
好きな服。
好きな髪型。
笑ったりわくわくする時間。
深く考える時間。
描きやすいジェルペン。
いろんな物語。
歩いたり電車に乗ったりする時の風景。
料理する時の音楽。
空港へ向かう、夜空に飛ぶ飛行機。
沖縄。パリ。平和。
星。おばあちゃん。
少しの仲間。
文字。書くこと。


そんなもんかな?

欲しいもの、欲しくないものがやっと見えてきたのは、先日、父に肺ガンが発覚して、祖母が老人ホームに入れられたこともあるかもしれない。

欲しいとゆーか、失いたくないもの?

もうあった。